「旦那が最近なんだか冷たい…」そんな風に感じたことはありませんか?
「私のこと、もう女性として見てくれていないのかな…」と不安に思う方もいるでしょう。
夫婦関係が「レス」状態になると、多くの女性が心の奥で孤独感や不安を抱えるものです。しかし、その原因や対策を知ることで、関係を改善する方法が見えてくるかもしれません。
この記事では、旦那との関係に悩んでいる方に向けて、専門的な視点から以下のようなことを解説しています。これまで多くの悩みを抱えてきたあなたが、少しでも安心できるように、ぜひ参考にしてください。
- 旦那が「レス」になる原因とその心理
- レス状態を解消し、夫婦関係を再構築するための3つのステップ
- 他の夫婦が実践したレス解消の具体策
「レス」夫婦の割合とは?
調査データによると、性行為等が1か月以上ない「セックスレス」夫婦の割合は、2024年で64.2%。
6割以上の夫婦が、セックスレスであるということがわかります。
20年前と比較すると約2倍の割合となっており、近年でますますセックスレスが加速していることがわかります。
年齢が上がるにつれて割合が増えていくこともありますが、そこそこ多くの方が性行為に関する悩みを持っているようです。
旦那がレスになった理由とは?
旦那がレスになってしまう背景には、さまざまな心理的要因や具体的な原因が複雑に絡み合っています。
夫婦間のコミュニケーションが不足したり、仕事や生活環境の変化によってストレスが増加したりすると、性的な関係が減少することがあります。
このセクションでは、旦那が「レス」状態に陥る主な心理的要因と、具体的な原因について詳しく解説します。
理由1. ストレス・疲労・自己肯定感の低下
- 仕事で立場や状況が変わり、心身ともに疲れている
- 妻の自分への関心が薄れているように感じる
- 自分の性的魅力が昔に比べてないと感じる
まず、旦那が「レス」状態になる心理的要因として、ストレスや疲労、自己肯定感の低下が挙げられます。
仕事でのプレッシャーや長時間労働が続くと、心身ともに疲れ果て、結果として自然と性的な欲求が減退しがちです。これは、日常的な疲労が積み重なり、体が休息を優先するためです。
また、家庭内での役割が変わり、自分の価値が感じられなくなると、自己肯定感が低下し、性に対する興味を失うことがあります。例えば、妻が育児や家事に忙しく、旦那が家庭内での役割を見失ってしまうと、性的な関心を持つことが難しくなるのです。
夫視点でも、特に子供ができると意識の向き先が自分ではなく子供になりがちなため、そのような欲求に興味を示しづらくなることがあります。
理由2. 加齢・ホルモンバランスの変化
- 加齢により性欲が低下している
- 高血圧や糖尿病などの治療薬が性機能に影響を与えている
- 自分のにおいが気になるようになり、気を遣っている
心理的な原因の他に、身体的な原因もあります。
男性は40代から50代にかけて、テストステロンの分泌が減少し、これが性欲の低下につながることがあります。男性更年期と呼ばれるホルモンの変化です。
また、高血圧や糖尿病などの健康上の問題や、それらの治療薬もレスの原因となることがあります。
例えば、高血圧の治療薬であるベータブロッカーや、糖尿病の治療薬であるメトホルミンなどは、性機能に影響を与えることが報告されています。
その他にも、「最近自分の加齢臭が気になり、くさいと思われたくない」などと、妻に気を遣うようになった、などもあるかもしれません。
理由3. SNSやインターネットの要因
最近では、SNSでかわいい・美人な方を目にする機会が圧倒的に増えているため、そのような環境だと自然と女性に対する容姿のハードルが上がってしまいます。
夫としても無意識にそういったアカウントを見ることで満足してしまい、妻に興味関心を持ちづらくなってしまっていることもあるかもしれません。
またインターネットで性的な動画も簡単に見ることができるので、そういったもので満足をしてしまっているのかもしれません。
理由4. 夫婦間のコミュニケーション不足
夫婦間でのコミュニケーション不足が長引くことで、相手への愛情表現が減り、結果としてレス状態に陥ることもよくあります。
「旦那は疲れているし、きっと私に興味がなくなったのだろう…」と悩む妻もいるかもしれませんが、実際には旦那自身もどうして良いのか分からず、苦しんでいることが多いのです。このように、お互いが抱える「見えない負担」がレスの原因となっていることが少なくありません。
特に、夫婦の間で感情的な距離が広がると、自然と身体的な距離も広がり、レス状態になりやすくなります。
レス状態が続くとどうなる?
夫婦間のレス状態が長く続くと、関係が次第に冷え込み、深刻な問題へと発展する可能性があります。
多くのカップルがレスをきっかけにして、心の距離が広がり、最終的には離婚に至るケースも少なくありません。
レス状態は、放置するほどに解決が難しくなります。
しかし、早い段階で適切な対策を講じることで、関係修復の可能性を大いに高めることができます。
夫婦関係が悪化する前に、どのようなアプローチが必要なのかを見ていきましょう。
レスが続くと起こりうる夫婦関係の悪化パターン
レス状態が続くと、夫婦間でさまざまな悪化パターンが生じることがあります。
これらのパターンは、互いの心の距離を広げ、関係を修復するのが一層難しくなる原因となります。以下に、代表的な悪化パターンを紹介します。
コミュニケーションの断絶
性的な関係がない状態が続くと、夫婦間でのコミュニケーションが次第に減少する傾向があります。
最初は日常的な会話や笑顔が減る程度かもしれませんが、次第に相手に対して不満や不安を感じるようになり、その気持ちを打ち明けることすら難しくなります。
この結果、互いに心を閉ざし、コミュニケーションが断絶してしまうことがよくあります。
心理的な疎遠
性的な満足感が得られないことは、夫婦間に心理的な疎遠を生み出します。
パートナーに対する愛情や信頼が薄れ、やがて互いを単なる同居人と見なすようになってしまうこともあります。
このような心理的な距離感が続くと、夫婦の絆は著しく弱まり、修復が難しくなる可能性が高まります。
他者への依存
パートナーとの関係が満たされないと、他者に対する依存が生じるケースがあります。
これは、浮気や不倫といった形で現れることが多く、夫婦関係にとって非常に大きなリスクとなります。
他者に依存することで、一時的に心の安定を得られるかもしれませんが、その結果、夫婦間の信頼がさらに損なわれ、関係修復が困難になります。
離婚
夫婦間の感情的なつながりが希薄になると、最終的に離婚に至るリスクが高まります。
特に、一方が他者に依存したり、浮気に走ったりする場合、信頼関係が完全に崩壊することもあります。
離婚する場合も、円満にというわけにはいかず、不貞行為が関わる場合は慰謝料請求などのトラブル・紛争に発展することもあります。
レス状態の解消方法:夫婦関係を再構築するためのヒント
夫婦間のレス状態を解消し、再び親密な関係を築くためには、具体的で効果的なステップを踏むことが重要です。
以下で、具体的な3つのヒントについて詳しく解説していきます。
まずはコミュニケーションを改善して、きっかけを作る
レス状態を解消するための第一歩は、夫婦間のコミュニケーションを改善することです。
お互いの気持ちや考えを共有することで、信頼関係が深まり、それに連動するかたちで性的な関係も自然と改善されることがあります。
まず、夫婦で週に一度「夫婦タイム」を設けることをお勧めします。
この時間は、お互いの気持ちや考えを自由に話し合う場として設定しましょう。
たとえば、夕食後にリラックスしながら話す時間を持つことが効果的です。この時間を習慣化することで、日常の些細な問題も早期に解決でき、夫婦の絆が強まります。
また、共通の趣味や興味を持つ活動に一緒に取り組むことも、コミュニケーションを活性化する良い方法です。一緒に料理をしたり、ウォーキングに出かけたりすることで、自然と会話が増え、互いの距離が縮まります。
夫婦カウンセリングを活用する
レス状態が続く場合、夫婦カウンセリングを活用することも効果的な方法です。
カウンセリングでは、専門家のサポートを受けながら、夫婦間の問題を客観的に見つめ直すことができます。また、カウンセラーの中立的な視点からの助言により、夫婦それぞれの気持ちを理解しやすくなり、問題解決への糸口が見つかることがあります。
カウンセリングのメリットは、専門家の助言を通じて、感情的な対立を避けつつ、冷静に話し合いを進められる点です。
特に、自分たちだけでは話しづらい・解決が難しい問題に直面している場合、カウンセラーが間に入ることで、コミュニケーションが円滑になることが期待できます。また、カウンセラーの助言を基に、具体的な行動計画を立てることも可能です。
そもそも、カウンセリングを受けること自体に抵抗感を抱く方もいるかもしれません。まして夫婦間のデリケートな問題を相談するなんてできない、という気持ちもあるでしょう。
カウンセラーはそのような悩みについても知見がありますし、実際に同様の相談をする夫婦は少なくありません。まずは思い切って相談をしてみましょう。
普段とは異なるアプローチをとる
セックスのタイミングで、いつもとは変わったアプローチをとってみるのも効果的です。
例えば、セクシーな衣装を着てみたり、コスプレをしてみたりすると、普段とは違う妻に対する気持ちが変わり、昔のように魅力を感じてもらいやすくなるかもしれません。
セックスの機会がない場合は、「たまには一緒にお風呂に入ろう」などと声をかけて、意図的に空気感を作っていくことも大切です。
普段から意識したいポイントとしては、「女性らしくある」こと。
あなたも年齢を重ねたり、子供ができたりすると自分自身に気を遣うことが減ってしまいがちかもしれませんが、そういった気遣いが夫に対しても好印象になります。
他の夫婦の成功事例:レスからの回復に成功した夫婦の話
夫婦間のレス状態は、多くのカップルが抱える問題ですが、適切な対応をすることで回復を果たした夫婦も存在します。
成功事例を知ることで、自分たちも改善の道を歩むことができるという希望を持つことができるでしょう。このセクションでは、実際に「レス」を乗り越えた夫婦の体験談と、彼らが実践した具体的な解消策について詳しく解説します。
他の夫婦の成功事例を知ることは、同じような悩みを抱えている方にとって大きな励みになります。では、どのようにして「レス」を乗り越え、夫婦の絆を再構築したのか、具体的なエピソードを見ていきましょう。
事例1. 結婚10年目のレス
Aさん(40代女性)とBさん(40代男性)は、結婚10年目を迎えた頃から「レス」の問題に直面していました。
仕事の忙しさと子育ての疲れから、二人の間に距離が生まれ、コミュニケーションが減少。性的な関係も次第に途絶え、夫婦の間に溝ができてしまいました。
そんな中、Aさんが「このままではいけない」と感じ、夫婦で話し合いの時間を設けることにしました。最初はぎこちなかったものの、徐々にお互いの気持ちを正直に伝えるようになり、再び関係が改善。
現在では、定期的に夫婦でデートをするようになり、かつてのような親密さを取り戻しています。
事例2. 専門家のサポートを受けて改善
Cさん(30代女性)とDさん(30代男性)は、新婚当初は順調だったものの、結婚2年目から「レス」状態に陥りました。
Cさんは不安を抱えながらも、どう対処すべきか分からず、一人で悩んでいた時期が続きました。
ある日、Cさんは勇気を出してDさんにカウンセリングを提案。二人で専門家のサポートを受けることに決めました。カウンセリングでは、お互いのニーズや期待を改めて確認し合い、具体的な改善策を講じました。
その結果、二人の間に再び信頼が芽生え、結婚生活をより良いものにすることができました。
まとめ:レス問題を解決し、夫婦関係を再構築しましょう
夫婦間の「レス」状態は、多くのカップルにとって大きな課題ですが、適切なアプローチで改善することが可能です。
コミュニケーションを見直し、お互いの気持ちに耳を傾けることで、再び親密な関係を築くことができます。
あなたが今、夫婦間のレスに悩んでいるなら、この記事で紹介した方法をぜひ実践してみてください。最初の一歩を踏み出すことで、未来が変わるかもしれません。
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