不倫で妊娠…中絶を決断する前に読むべき内容(費用・慰謝料・流れなど)

不倫で妊娠…中絶を決断する前に読むべき内容(費用・慰謝料など) 夫婦生活の悩み

浮気や不倫で妊娠してしまった・させてしまった場合、中絶を選ぶべきか、出産を選ぶべきか。

不倫による予期せぬ妊娠は、非常に難しい決断を迫られる状況です。中絶を選ぶか、出産を選ぶかという選択は、どちらも簡単ではありません。

中絶を考える際には、法律的な手続き、費用、そして心のケアなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。

  • 不倫による妊娠が発覚した場合の対応策
  • 中絶手続きの具体的な流れと費用
  • 法律的なリスク

この記事では、不倫や中絶に悩む方に向けて、中絶の合法性や手続き、浮気相手への対応策、関係修復の方法、さらに中絶後のケアなどについて詳しく解説します。

24時間365日いつでもどこでも相談できる、オンライン離婚相談。無料登録はこちら

不倫による予期せぬ妊娠で悩んでいる方へ

「妊娠してしまったかもしれない」と発覚したとき、初期対応が大切です。

突然の出来事に動揺し、感情的な反応をしてしまったり、現実から目をそらして対応が遅れてしまったりすることもありますが、おなかの中の子どもは着実に成長していきます

中絶などの選択を取るかもしれない場合、決断は早いほどよいです。
あくまで冷静になり、ステップバイステップで確実・慎重に行動を進めましょう。

まずは妊娠が本当かどうか確認する

不倫相手から妊娠を告げられた場合、まずはその妊娠が本当かどうかを確認することが重要です。

体調不良を妊娠と勘違いしている場合や、虚偽の妊娠報告の可能性もあるため、慎重に対応することが求められます。

妊娠検査キットのみで済ますことはせず、なるべく病院での検査結果を確認し、妊娠の事実を確かめるようにしましょう。

中絶の合法性と手続きに関する基本知識

日本における中絶の法律

中絶に関する法律は国によって異なりますが、日本では中絶が認められる条件があります。

日本では母体保護法により、妊娠21週6日目までであれば中絶が可能です。
妊娠22週目以降は、いかなる理由があっても中絶を行うことはできなくなります

中絶は手術が必要になりますが、妊娠10週未満の「初期」の場合は日帰りでの手術、10週以降の「中期」の場合は原則入院することになります。

また、中絶を行うには医師の診断と、妊娠初期におけるカウンセリングが必要です。
手続きとしては、医療機関での診察、同意書の提出、そして中絶手術を受ける流れになります。

中絶費用の目安と負担方法

中絶の費用についてもう少し詳しく見ていきましょう。

中絶の費用は、医療機関や手術の種類によって異なりますが、一般的に妊娠初期の中絶は10万〜15万円程度、中期の中絶は40万円程度かかります。

費用は、妊娠の週数や医療機関の設備、手術の方法によって変動します。
また基本的に保険適用外のため、自費診療になります。

中絶費用の負担方法としては、自己負担のほか、家庭内での分担や、場合によっては外部の支援団体を利用する方法もあります。
費用面での不安がある場合は、事前に医療機関で詳細な見積もりを取るようにしましょう。

誰が中絶費用を負担するのか

合意のうえでの性交渉、かつ話し合いで中絶を選択した場合、双方で決定した行動の結果であるため、中絶費用は当事者である男性と女性で折半することが原則です。

ただし、強要された場合や不誠実な対応された場合は、男性側に中絶費用の全額の支払いを求めることもできます。詳しくは以下の「中絶に関する慰謝料」をご確認ください。

中絶の具体的な手続きと必要な書類

  • 産婦人科に相談し、医師の診断を受ける
  • 手術日を決定する
  • 手術同意書を提出する
  • 手術を行う

中絶を行うためには、医師の診断同意書が必要です。

通常、夫の同意書が求められますが、特別な事情がある場合は例外もあります。必要な書類や手続きについては、医療機関で詳細を確認し、法的に正しい手続きを踏むようにしましょう。

具体的な手続きの流れとしては、まず産婦人科に相談し、医師の診断を受けることから始まります。その後、同意書を準備し、必要な手続きを進めることになります。

医療機関によっては、カウンセリングが必須の場合もあるので事前に確認しておくことが重要です。

不倫で妊娠した・させた場合の慰謝料について

不倫(不貞行為)に関する慰謝料

不倫は法律上は「不貞行為」とされ、不倫を理由に離婚や慰謝料を請求することができます。

この場合、慰謝料請求できるのは「不貞行為をされた側」です。法律上は、不貞行為をしたパートナー、およびその不貞相手の双方に対して慰謝料を請求することができます。

不倫の期間や内容、被害者の精神的苦痛の程度などに基づいて決定されます。

中絶に関する慰謝料

不倫当事者が合意のうえでの性交渉、かつ話し合いで中絶を選択した場合、慰謝料の請求が認められることは難しいです。双方で決定した行動の結果であるため、責任はお互いにあるという考え方です。

しかし妊娠に至った経緯によっては、違法行為や不誠実な行為が含まれる場合は請求が認められることもあります。
例えば以下のようなケースは、過去に請求が認められたことがあります・。

  • 合意のない妊娠の場合
    強姦された場合、男性に避妊していると嘘をつかれていた場合など
  • 中絶の強要をされた場合
    妊娠の判明後、女性の気持ちを無視して一方的に中絶を強要した場合など
  • 不誠実な行動をとられた場合
    妊娠の判明後、男性が女性との話し合いを避け、何も協力しない場合など

中絶と出産、どちらを選ぶべきか?

妊娠中絶を選ぶか、出産を選ぶかの決断は非常に難しいものであり、簡単に答えが出るものではありません。

ひとりで検討するのではなく、パートナーや信頼できる友人、家族に相談するか、もしくは専門家(カウンセラーや弁護士)に助言を求めることを検討しましょう

出産・中絶どちらも、それぞれの選択には、身体的・精神的な影響が伴います。まずは、自分の気持ちと向き合い、どちらの選択が自分にとって最適かを考えることから始めましょう。次に、正確な情報を収集し、必要な支援を受けることが重要です。

不倫相手の子を産む場合の対応について

不倫相手が出産する場合

不倫相手が出産すると決めた場合は、父親側が相手のおなかの中の子どもを認知する・しないを決める必要があります。

認知とは、未婚の男女間にできた子(婚外子)について、法律上の親子関係を生じさせるものです。つまり、不倫相手との子の正式な親として認めることであり、戸籍上も親子関係が記載されます

認知をすると、具体的には以下のような法的な効果が生じます。

  • 養育費の支払い義務
    父親は不倫相手の子を扶養する義務があり、子は父親に対して養育費を請求することができます(民法第877条1項)。
  • 相続権が認められる
    不倫相手の子には父親を相続する権利が認められることになります(民法第887条1項)。

不倫相手の子を出産する場合

不倫相手との子を出産する場合も、上記と同じく父親側に子どもを認知してもらう・してもらわないかがポイントになるでしょう。

不倫相手に認知をしてもらうと養育費を受け取ることができたり、相手の財産分与を子が受け取ることができたりします。

決断をサポートするための支援

医療機関とカウンセリングサービスの活用

妊娠中絶や出産の決断をサポートするために、正確な情報を持つ専門家に意見をあおぐことはとても大切です。信頼できる医療機関や、夫婦カウンセラーのカウンセリングサービスを活用しましょう

医療機関では、中絶手術や出産に関する具体的な情報や手続きについて詳しく説明してもらえます。
また、カウンセリングサービスでは、心理的なサポートを受けることで、精神的な負担を軽減することができます。

夫婦解決の悩み、プロに相談できる!離婚・夫婦問題カウンセラー、弁護士・行政書士、探偵など。初回30分無料相談実施中

パートナーや家族とのコミュニケーション方法

妊娠中絶や出産の決断をする際には、パートナーや家族とのコミュニケーションが非常に重要です。

特に不倫関係にある場合、パートナーに対してどのように話すかが大きな課題となります。

誠実な気持ちで自分の状況を伝え、理解を求めることが大切です。また、家族や親しい友人にも相談することで、孤独感や不安感を和らげることができます。

また問題が発生したとき、特に子どもたちに与える影響は大きく、慎重な対応が求められます

まず、家庭内での争いを避けるために、問題を解決する際には子供たちの前で感情的なやり取りをしないよう心がけましょう。子供たちには安心感を与えることが重要です。家族全体に不安や混乱を広げないようにするために、問題の解決を夫婦間で冷静に進めることが求められます。

次に、子供たちのケアを怠らないようにしましょう。問題があるときこそ、子供たちがいつもと変わらない日常を送れるよう配慮することが大切です。必要であれば、カウンセリングなどのサポートを受けることも考慮に入れてください。

まとめ:不倫と中絶問題には慎重な対処が必要

今回は、不倫や中絶に悩んでいる方に向けて、

  • 不倫が原因で妊娠した場合の対応策
  • 中絶手続きの具体的な流れと費用
  • 不倫と中絶に関する法律的な知識と心理的ケアの重要性

上記について、専門的な知識と具体的なアドバイスを交えながらお話してきました。

不倫と中絶の問題は、家庭や人生に大きな影響を与える重大な問題です。そのため、問題に直面した際には感情的にならず、法的なリスクや心理的な影響を慎重に考慮しながら行動することが大切です。

もし今、あなたがこのような状況に悩んでいるのであれば、一人で抱え込まずに、ぜひ専門家に相談することを検討してください。法的なアドバイスや心理的なケアを受けることで、あなた自身と家族の未来を守るための最善の行動を選択できるでしょう。

これまでの経験や努力を無駄にせず、前向きに問題に向き合いましょう。あなたが下す決断は、将来のあなたや家族にとって大きな意味を持ちます。

不安や迷いがあるかもしれませんが、専門家のサポートを受けながら、確実に前進することができます。ぜひこの記事を参考に、積極的に行動を起こして、問題解決への一歩を踏み出してください。

あなたの成功を心から応援しています。

専門家に相談するなら「オンライン離婚相談 home」

男女関係や離婚の悩みって、
誰に相談したらいいんだろう…

弁護士やカウンセラーの事務所に
いきなり行くのはちょっと怖い…

オンライン離婚相談 homeなら
来所不要、あなたのPC・スマホから
さまざまな専門家に相談できます。

夫婦関係や離婚に関する、あなたのお悩みに合った専門家とマッチング。いつでも好きなときにオンラインで相談できます。

夫婦関係の改善、離婚調停、モラハラ・DV、不倫・浮気、別居などさまざまなお悩みについて、専門家が寄り添います。匿名で利用できるため、プライバシーなどを気にせず、何でも安心してご相談いただけます。

24時間365日 オンライン相談できる

ビデオ通話、チャットからお好きな方法で相談いただけます。またプランも、1回ごとや月々定額(サブスク)からお選びいただけます。

厳選された専門家

弁護士行政書士探偵離婚・夫婦問題カウンセラーなどの、経験豊富で厳選された専門家があなたの悩みに寄り添います。

まずは無料相談!
オンライン離婚相談home - 初回限定30分無料相談。24時間365日いつでも相談可能!詳細はこちら
編集者情報
home_logo

オンライン離婚相談 home

夫婦関係や離婚に関するお悩みを、24時間365⽇オンラインで解決できるオンライン離婚プラットフォーム。
夫婦関係の修復から、夫婦の話し合い、離婚相談、離婚後のサポートまで、専門家があなたの悩みに寄り添います。

homeについて運営者情報専門家紹介

\初回30分無料でオンライン相談/
専門家とマッチングする (無料登録)
タイトルとURLをコピーしました