大切な人が「死にたい」と口にしたとき、どうすれば良いか途方に暮れていませんか。
どうすればいいのか、何を言えばいいのか分からず、ただ見守ることしかできない自分に、もどかしさを感じているかもしれませんね。
もしかしたら、傷つけてしまうのではないか、関係が悪化してしまうのではないかと、不安で夜も眠れない日もあるでしょう。
でも、安心してください。
大切な人を支えながら、あなた自身も心穏やかに過ごすための方法は、きっと見つかります。
この記事では、数多くの心の悩みに寄り添ってきた私たち専門家が、希死念慮を抱える方との向き合い方について、具体的なステップと心構えを丁寧にお伝えします。
この記事を読めば、以下の点が明確になるはずです。
- 希死念慮の背景にある「つらい」気持ちを理解する方法
- 大切な人に寄り添い、支えるための具体的な声かけや接し方
- 共倒れを防ぎ、あなた自身の心を健康に保つためのセルフケア
一人で抱え込む必要はありません。
この記事を読み進めることで、きっとあなたなりの答えと、一歩踏み出す勇気を見つけられるでしょう。
大切な人を守るため、そしてあなた自身の心を大切にするために、一緒に学びを深めていきましょう。


希死念慮とは?「死にたい」の裏にある「つらい」を理解する
大切な人を支えるためには、まずその心の状態を理解することが不可欠です。
ここでは、希死念慮がどのようなものなのか、その本質を一緒に見ていきましょう。
希死念慮は「死にたい」ではなく「苦しみからの解放」を求めるサイン
希死念慮とは、「死にたい」という直接的な願望ではなく、
「今の苦しみから解放されたい」という心の奥底からのSOSのサインです。
多くの場合、それは「生きるのがつらい」「この状況から逃れたい」といった、耐え難いほどの苦痛や絶望感からくるものだと言われています。
「死」を望んでいるというよりは、むしろ「今ある苦痛が終わってほしい」と強く願っている状態なのです。
大切な人がこの言葉を口にしたとき、その背景にある「つらさ」に目を向けることが、理解への第一歩となるでしょう。
希死念慮の背景にある主な心理的要因
希死念慮は、孤独感や絶望感、自己肯定感の低下など、さまざまな心理的要因が複雑に絡み合って生まれることが多いものです。
たとえば、「誰にも理解されない」と感じる孤独感や、「状況は決して良くならない」という絶望感。
また、「自分には価値がない」という自己否定の気持ちや、「何をしても無駄だ」という無力感なども、深く関係しています。
これらの感情が積み重なることで、生きづらさを感じ、苦しみから逃れたいと願うようになるのです。
一つだけの原因ではなく、複数の感情が絡み合っていることを知っておくのは大切ですね。
精神疾患との関連性も視野に入れる
希死念慮は、うつ病や適応障害といった精神疾患の症状として現れることも少なくありません。
これらの疾患は、脳の機能や心のバランスに影響を及ぼし、感情のコントロールを困難にさせることがあります。不安障害やパニック障害、統合失調症など、他の精神的な不調が背景にあるケースもあるでしょう。
もし、大切な人の様子に異変を感じたら、自己判断はせずに、専門家(医師やカウンセラー)の意見を聞くことが非常に重要です。
早期に適切なサポートを受けることで、回復への道が開けることも多くあります。




もしもの時…命の危険を感じた場合の緊急対応2ステップ
これまでの接し方を実践していても、もし状況がさらに悪化し、命の危険を感じるような緊急事態に直面してしまったら、躊躇せずに適切な行動を取ることが何よりも大切です。
万が一、大切な人が目の前で命の危険にさらされていると感じたら、一刻も早い行動が求められます。
命の危険を感じた場合の具体的な対処法
大切な人の命に危険が迫っていると感じたら、まず安全を確保し、すぐに警察(110番)または救急(119番)に連絡することが最優先です。
これは、専門家による迅速な介入が不可欠だからに他なりません。
例えば、次のような状況に遭遇した場合は、ためらわずに専門機関に連絡しましょう。
連絡の際には、状況を具体的に、落ち着いて伝えることが重要です。
警察は安全の確保を、救急は医療的な処置を迅速に行ってくれます。
あなた一人で抱え込まず、専門機関に頼ることが、大切な人の命を守る第一歩となるでしょう。
警察や救急への連絡をためらわない判断基準
「もし連絡して、大袈裟だと思われたら…」と躊躇する必要は一切ありません。
命に関わる状況では、少しでも異変を感じたら専門機関に頼ることが、最も安全で確実な選択肢となるからです。緊急事態においては、「もしも」の不安よりも「万が一」の事態を避けることを優先してください。
専門家は、状況に応じて適切な判断と対応をしてくれます。
あなたの連絡が、大切な人の命を救うきっかけになる可能性は十分にありますし、連絡が遅れることで取り返しのつかない事態になることも考えられます。
自分の判断だけで全てを抱え込もうとせず、外部の力を借りる勇気を持ちましょう。
これは、大切な人の命を守るためだけでなく、あなた自身が一人で重い責任を背負い込まないための手段でもあるのです。
緊急時には迷わず助けを求めることが、双方にとって最善の道だと言えるでしょう。

大切な人の「SOS」に気づいたら。専門家の助けを促す4つのステップ
命の危険を回避できたら、次に大切なのは専門家への橋渡しです。
しかし、どのように切り出せば良いのか、どこに相談すれば良いのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
ここでは、大切な人を専門家へ繋ぐための具体的なステップと、いざという時に頼れる相談窓口についてお伝えします。
STEP1 専門家への相談を切り出すタイミングと伝え方
専門家への相談を切り出す際、最も大切なのは相手の気持ちに寄り添うことです。
心が落ち着いている時や、少しでも話を聞いてくれそうなタイミングを見計らいましょう。
「専門家の人も一緒に考えてくれるよ」「一人で抱え込まず、プロの力を借りるのも一つの手だよ」といった言葉で、相手を責めるのではなく、サポートしたい気持ちを伝えるのが良いでしょう。
無理強いはせず、「もしよかったら、話を聞いてもらうだけでもいいんだよ」と、選択肢の一つとして優しく提案してみてください。




STEP2 相談窓口(いのちの電話など)の情報を共有する
まずは、匿名で気軽に相談できる窓口から提案してみるのも良い方法です。
例えば、「いのちの電話」のような相談窓口は、電話一本で専門の相談員が話を聞いてくれます。
いきなり病院に行くのはハードルが高いと感じる相手にとって、話を聞いてもらうだけでも心が少し楽になる場合があります。
いつでも頼れる場所があるという安心感を伝えるためにも、相談窓口の情報を共有してみてください。
STEP3 精神科や心療内科の受診を促す
相談窓口で話すことに慣れてきたら、精神科や心療内科の受診も視野に入れると良いでしょう。
「精神科」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、心の不調を専門的に診てくれる場所だと考えてください。
風邪をひいたら内科に行くように、心が疲れた時には専門のお医者さんに相談するのが一番です。
専門医の診断や適切な治療が、根本的な解決につながる可能性も大きいでしょう。
STEP4 必要であれば同行サポートも検討する
初めての場所に行くのは、誰にとっても勇気がいるものです。
もし相手が一人で病院に行くことに不安を感じているようなら、あなたが付き添うことも検討してみてください。
あなたがそばにいるだけで、相手は大きな安心感を得られるはずです。
ただし、無理のない範囲でのサポートを心がけ、あなたの負担になりすぎないよう注意しましょう。
【全国版】緊急・一般相談窓口リスト
いざという時のために、信頼できる相談窓口の情報を知っておくことは非常に大切です。
緊急性の高い場合だけでなく、日常的な心のケアにも利用できる窓口が全国各地にあります。
困った時にすぐ手が差し伸べられるよう、これらの情報をぜひ活用してくださいね。
【全国版】緊急・一般相談窓口リスト
| 種類 | 窓口名 | 連絡先・アクセス方法 | 特徴 |
| 緊急相談 | いのちの電話 | ・0570-783-556(ナビダイヤル) | 24時間年中無休で、悩み全般を匿名で相談できます。 |
| 緊急相談 | こころの健康相談統一ダイヤル | ・0570-064-556(ナビダイヤル) | 厚生労働省が提供。心の健康に関する公的な相談窓口です。 |
| 生活の悩み全般 | よりそいホットライン | ・0120-279-338(フリーダイヤル) ・LINE・SNS相談 | 暮らしの困りごと全般に対応。外国語での相談も可能です。 |
| SNS相談 | あなたのいばしょ | ・チャット相談 | 24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料で利用できるチャット相談です。 |
| 法的問題 | 法テラス | ・0570-078-374(ナビダイヤル) | 法的な問題が絡む場合に相談可能。収入などの条件により無料相談ができます。 |
| 子ども向け相談 | チャイルドライン | ・0120-99-7777(フリーダイヤル) | 18歳までの子どもが対象。電話で悩み全般を幅広く聞いてくれます。 |
| 対面・地域 | お住まいの自治体の窓口 | ・市区町村の保健センター ・精神保健福祉センター | 対面や電話で相談できます。詳細は自治体の公式サイトでご確認ください。 |

共倒れを防ぐ!あなたの心をケアする3つの方法
大切な人を専門家へ繋ぐためのステップを見てきました。しかし、相手を支える中で、あなた自身の心が疲弊してしまうことも少なくありません。
ここでは、共倒れを防ぎ、あなたが健康な状態でサポートを続けるための方法をお伝えします。
1.ストレスを軽減する趣味や休息の確保
大切な人を支えることは、非常に尊い行動です。
しかし、その一方で、精神的な負担は想像以上に大きいものがあるでしょう。
自分の心を健康に保つためには、意識的に趣味や休息の時間を確保することが欠かせません。
「こんな時に楽しんでいていいのだろうか」と罪悪感を感じるかもしれませんね。
しかし、あなたが元気でいることが、結果として長期的なサポートへと繋がります。
映画を観たり、好きな音楽を聴いたり、友人とおしゃべりしたりと、心が安らぐ瞬間を大切にしてください。
心にゆとりが生まれることで、大切な人とも穏やかに向き合えるようになります。
2.必要であればあなた自身もカウンセリングを
もし、あなたが一人で抱えきれないと感じたら、専門家への相談を検討することも重要です。
大切な人の苦しみに寄り添う中で、あなた自身も大きなストレスや不安を感じることは少なくありません。
プロのカウンセラーは、あなたの感情を受け止め、客観的な視点から心の整理を助けてくれます。
誰かに話すだけでも、心の重荷が軽くなるでしょう。
あなたが元気でいることが、結果として大切な人を長く支え続ける力になります。




3.適切な距離感を保ち、境界線を引く
相手を助けたいという気持ちが強すぎると、気づかないうちにすべての問題を抱え込んでしまうことがあります。
しかし、それはあなた自身の心をすり減らし、共倒れのリスクを高めてしまうでしょう。
大切なのは、相手と自分の間に適切な境界線を引くことです。
連絡の頻度や対応できる時間など、無理のない範囲でサポートできるラインを設けてみましょう。
あなた自身の心を守ることが、結果的に相手を長く支える力になります。

希死念慮に関するよくある質問と回答
ここまで、希死念慮を抱える方への具体的な接し方や、専門家へ繋ぐ方法についてお話ししてきましたね。
ここからは、あなたが抱えるかもしれない、よくある疑問についてお答えしていきます。
「頑張れ」と励ますのはNGですか?
基本的に「頑張れ」という言葉は避けましょう。
希死念慮を抱えている方は、すでに十分すぎるほど頑張って生きています。これ以上頑張れと言われると、自分の苦しみを理解してもらえていないと感じ、さらに追い詰められてしまうかもしれません。
相手の苦しみに寄り添い、「つらいね」「しんどいね」「よくここまで耐えてきたね」といった、労う言葉を選んでみてください。
相手の存在を肯定し、「あなたの味方だよ」というメッセージを伝えることが何よりも大切です。
専門機関への受診を拒否されたらどうすれば良いですか?
無理強いはせず、まずは相手の気持ちを受け止めることが大切です。
受診に抵抗があるのは、不安や警戒心があるからでしょう。すぐに受け入れてもらえなくても、相手の気持ちを尊重する姿勢を見せましょう。
「そうだよね、病院に行くのは怖いよね」と共感しつつ、「でも、少しでも楽になる方法があるかもしれないよ」と優しく伝えてみてください。
相談窓口(いのちの電話など)の情報を再度共有し、「まずは電話で話すだけでもいいんだよ」と提案するのも一つの方法です。
もし可能であれば、あなたが一人で抱え込まず、他のサポートできる人(共通の友人、家族など)がいれば相談を検討してみましょう。
必要であれば、あなた自身が専門家(精神保健福祉士など)に相談し、今後の対応についてアドバイスをもらうことも有効な選択肢です。
家族や友人以外でもサポートできますか?
はい、できます。
大切なのは、あなたの「支えたい」という気持ちがあるかどうかです。希死念慮を抱える方は、誰かに話を聞いてほしい、理解してほしいと願っています。
血縁関係や親しい友人であるかどうかは、本質的な問題ではありません。
職場や学校の同僚、知人であっても、相手の話を傾聴し、共感する姿勢を見せることで、大きな支えとなるでしょう。
もちろん、専門機関への相談を促すなど、具体的な支援を提案することも可能です。
ただし、個人的な関係性や状況によっては、サポートの範囲を慎重に判断することも必要です。無理のない範囲で関わることを心がけ、相手のプライバシーに配慮しながら信頼関係を築くことが重要です。
相手の言動で自分が疲れてしまったら?
あなた自身の心のケアを最優先に考えましょう。
希死念慮を抱える方を支えることは、精神的に大きな負担を伴います。あなたが疲弊してしまうと、長期的なサポートは難しくなりますし、共倒れになるリスクも出てきます。
一人で抱え込まず、信頼できる他の友人や家族、あるいは専門家(カウンセラーなど)に相談してみてください。
適切な距離感を保つことも大切です。無理に常に寄り添おうとせず、自分の時間や休息を確保しましょう。
趣味の時間やリラックスできる活動を取り入れ、ストレスを軽減する工夫をすることも有効です。必要であれば、あなた自身もカウンセリングを受けることを検討してみてください。
希死念慮は治るものですか?
希死念慮は、適切なサポートと治療によって改善が期待できます。
希死念慮は、精神的な苦痛や疾患の症状として現れることが多く、その原因にアプローチすることで、症状の軽減や消失が見込めるでしょう。
完全に「治る」というよりも、「苦しみが軽減され、死にたい気持ちが薄れ、生きる希望を見出せるようになる」という表現が適切かもしれません。
治療には時間がかかることもありますが、精神科医や心理士といった専門家のサポートを受けながら、周囲の理解と支えがあれば、必ず良い方向へ向かいます。
焦らず、根気強く向き合う姿勢が大切です。専門家の治療だけでなく、日常生活での心のケアや環境調整も重要な役割を果たします。
まとめ:大切な人を支え、あなた自身も守るために
この記事では、「大切な人が希死念慮を抱えている」と打ち明けられ、どう接すれば良いか分からず不安な方へ、具体的な接し方やサポートについて解説しました。
希死念慮の背景にある「つらい」気持ちを理解することから始め、相手に寄り添う「傾聴と共感」の具体的な声かけ、そして「もしもの時の緊急対応」や「専門家へ繋ぐ方法」まで、段階的に見てきましたね。
さらに、大切な人を支える中で、ご自身が「共倒れ」しないよう、「心のケア」をすることの重要性もお伝えしました。
大切な人が希死念慮を抱えていると知った時、多くの人が「自分に何ができるだろう」「間違ったことを言ってしまわないか」と不安に感じるものです。
しかし、一番大切なのは、一人で抱え込まず、できることから一歩ずつ行動していくことでしょう。
もし、どのようにサポートすれば良いか迷ったり、心が疲れてしまったりしたら、どうぞ一人で悩まないでください。
私たち「home」では、24時間いつでも専門家があなたの話に耳を傾け、ビデオ通話やチャットで具体的な解決策を一緒に見つけ出すお手伝いをしています。
大切な人との関係をより良いものにし、あなた自身も心穏やかに過ごせる未来へ、私たちと共に確かな一歩を踏み出しましょう。

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