「もう私たち、二人で話しても喧嘩になるだけ…」
「カウンセリングって、本当に意味があるのかな…」
夫婦関係が行き詰まり、どうすればいいか分からず、藁にもすがる思いでこのページにたどり着いた方もいるでしょう。
夫婦カウンセリングは、どちらが正しいかを裁く場所ではありません。
専門家という第三者を交え、安全な環境で「対話の練習」をすることで、普段は言えないお互いの本音を理解し、二人の未来への道筋を見つけるための場なのです。
その対話が、関係改善への最初の突破口になります。
「もう手遅れだ」と諦めてしまう前に、まずは専門家の力を借りるという選択肢を知ってください。
あなたのその行動が、二人の明日を変えるかもしれません。
この記事では、夫婦関係に悩み、カウンセリングを検討している方に向けて、主に以下を専門家の視点でご説明します。
- 夫婦カウンセリングの効果・料金・基本的な流れ
- 【悩み別】セックスレスや浮気などの相談内容
- 信頼できるカウンセラーの選び方と準備のコツ
お二人の関係がどのような未来に進むとしても、まずはお互いを理解しようとすることが大切です。
この記事が、そのための第一歩を踏み出す勇気となれば幸いです。
ぜひ、参考にしてください。


夫婦カウンセリングとは?効果や目的を解説
夫婦カウンセリングとは、専門家を交えて話し合う「対話の場」であり、関係がこじれた際の有効な選択肢です。
二人だけでは感情的になりがちな対話も、中立的な専門家が間に入ることで、冷静かつ建設的に進めることが可能になります。
ここでは、夫婦カウンセリングの具体的な内容や、どのようなケースで利用を検討すべきかについて解説します。
夫婦関係を修復・改善するための「対話の場」
カウンセリングの目的は、安全な環境で本音を伝え合い、健全なコミュニケーションを取り戻すことです。
これは勝ち負けを決める場ではなく、二人の関係をより良くするための共同作業の場といえるでしょう。
カウンセラーは、非難に聞こえる言葉の裏にある「本当の気持ち」を整理し、相手に正しく伝わるよう手助けします。
それによって互いの誤解が解け、問題の根本原因に気づき、関係改善の糸口が見つかるのです。
こんな夫婦におすすめ|利用を検討すべきケース
夫婦カウンセリングは、「二人だけでの解決が難しい」と感じ始めたときが、利用を検討すべきサインです。
問題が深刻化すると、当事者だけの力で修復するのは困難になります。
専門家のサポートが、膠着した状況を打破するきっかけになるでしょう。
具体的には、以下のようなケースが挙げられます。
これらの状態に当てはまるなら、カウンセリングを考える良いタイミングかもしれません。
離婚が目的の場合でも利用できる?
はい、利用できます。
カウンセリングは、関係修復だけでなく「円満な離婚」を目指すためにも非常に有効です。
離婚を決めても、親権や財産分与など、決めなければならないことは多くあります。
感情的な対立は話し合いを長期化させ、調停や裁判に発展しかねません。
カウンセラーは、二人の感情を整理し、非難の応酬ではなく、「子どものため」といった前向きな視点で話し合えるようサポートします。
泥沼の争いを避け、お互いにとってダメージの少ない「建設的な別れ」を目指すことができるでしょう。










【悩み別】夫婦カウンセリングで相談できる内容
夫婦カウンセリングでは、漠然とした不満から、浮気やセックスレスといった他人に話しにくい問題まで、夫婦間に存在するあらゆる悩みを相談できます。
「こんなことを相談していいのかな」とためらう必要はありません。
専門家は、様々な夫婦の問題に対応する訓練を受けており、どんな悩みも偏見なく受け止めてくれるでしょう。
ここでは、代表的な相談内容を悩み別に具体的に解説します。
①会話がない・すれ違い(コミュニケーション問題)
夫婦関係の悪化は、多くの場合コミュニケーションの不足から始まります。
カウンセリングでは、なぜ会話がなくなったのか、その根本原因を探るところから始めます。
カウンセラーは、二人の会話パターンを客観的に分析し、問題点を指摘してくれるでしょう。
そして、お互いの話にきちんと耳を傾け、自分の気持ちを穏やかに伝える練習を行うことで、再び心を通わせる対話ができる関係を目指します。



②セックスレスによる心と体の距離
セックスレスは、夫婦にとって非常にデリケートで、二人だけでは話し合いにくいテーマです。
カウンセリングは、この問題を安全に、そして真剣に話し合うための貴重な場となります。
カウンセリングでは、どちらかを一方的に責めることはありません。
セックスレスに至った背景(仕事の疲れ、出産後の変化、愛情表現のすれ違いなど)を丁寧に紐解いていきます。
そして、お互いが何を望み、何に傷ついているのかを理解し、二人が心地よいと感じる関係性を一緒に探っていくのです。




③浮気・不倫からの信頼回復プロセス
浮気や不倫は、夫婦の信頼関係を根底から揺るがす重大な裏切り行為です。
カウンセリングでは、まず傷ついた側の心のケアを丁寧に行います。
その上で、関係を今後どうしていくのか、再構築を目指すのであれば、その具体的なステップを一緒に考えていくことになるでしょう。
すぐに信頼を取り戻すのは困難です。
しかし、カウンセラーのサポートのもとで、なぜ裏切り行為に至ったのか、そして今後どうしていきたいのかを二人で真剣に話し合うことで、時間をかけて関係修復の道筋を探ることが可能になります。




④産後クライシス・子育ての価値観の対立
出産後のホルモンバランスの変化や生活の激変から生じる「産後クライシス」や、子どもの教育方針を巡る対立も、カウンセリングの重要なテーマです。
これらは、夫婦が「親」になる過程で多くの人が経験する問題といえるでしょう。
カウンセリングでは、「親」である前に「夫婦」であるという視点を取り戻す手助けをします。
お互いの育児への貢献を認め合い、感謝を伝えることの重要性を再認識します。
そして、どちらか一方の意見を押し付けるのではなく、二人の価値観をすり合わせ、協力して子育てに取り組む体制を築くための話し合いを促すのです。











夫婦カウンセリングのメリットと「意味ない」と言われる理由
夫婦カウンセリングには、関係改善の大きな助けとなるメリットがある一方で、「意味がなかった」と感じるケースも残念ながら存在します。
その両面をあらかじめ理解しておくことが、カウンセリングを有効に活用するための鍵となるでしょう。
「本当に効果があるの?」という疑問は当然です。
カウンセリングは魔法ではありません。
成功例だけでなく、うまくいかない原因も知ることで、自分たちがそうならないための対策を立てることができます。
ここでは、メリットとデメリット、そして「意味ない」と感じる原因について解説します。
メリット:第三者が入ることで冷静な対話が可能に
最大のメリットは、専門家という中立的な第三者が介入することで、感情的な非難の応酬を避け、冷静で建設的な対話が可能になる点です。
カウンセラーが交通整理役となり、お互いが安全に本音を話せる場を確保してくれます。
また、自分たちでは気づけなかった問題の根本原因や思考の癖などを、専門家の視点から指摘してもらえるため、関係改善への具体的なヒントが得られるでしょう。
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デメリット:費用や時間の負担、相性の問題
デメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。
「意味ない」と感じるケースとその原因
カウンセリングが「意味がない」結果に終わる主な原因は、夫婦のどちらか一方、あるいは両方に「関係を改善する意欲」が欠けている場合です。
カウンセリングはあくまで関係改善の「サポート」です。
最終的に関係を良くするのは、夫婦自身の主体的に取り組む姿勢であることを忘れてはなりません。

カウンセリングの料金相場と基本的な流れ
夫婦カウンセリングの利用を考え始めたとき、料金の相場や、どのような流れで進んでいくのかを事前に把握しておくことは大切です。
「いったいいくらかかるんだろう?」「どんなことをするの?」といった具体的な疑問を解消し、見通しを立てることで、カウンセリングへの不安は和らぐでしょう。
ここでは、安心して第一歩を踏み出すために知っておきたい、料金や基本的な流れについて解説します。
カウンセリングの料金相場と保険適用の有無
夫婦カウンセリングは、病気の治療ではないため医療保険は適用されず、全額が自己負担となります。
料金の相場は、カウンセラーや形式によって異なりますが、一般的には1回50分から90分で、1万円から2万円程度が目安です。
公的機関(市区町村の相談窓口など)では、より安価または無料で相談できる場合もあります。
ただし、回数に制限があることが多いでしょう。
料金だけでなく、ご自身の目的や悩みの深さに合った場所を選ぶことが大切です。
初回相談から終結までの基本的な流れ
夫婦カウンセリングは、一般的に以下の3つのステップで進んでいきます。
- 初回面接(インテーク面接):
まず、夫婦が抱えている悩みや、カウンセリングで達成したい目標などをカウンセラーと共有します。カウンセラーとの相性を確認する場でもあります。 - 継続セッション:
2週間に1回など、定期的なペースでカウンセリングを継続します。カウンセラーのサポートのもとで、夫婦間の具体的な問題と向き合っていきます。 - 終結:
カウンセリングの目標が達成され、夫婦が自分たちの力で対話できるようになった時点で、カウンセラーと話し合いの上でカウンセリングを終了します。
自宅で受けられるオンラインカウンセリングの活用
近年、Zoom、LINE、Google Meetなどのビデオ通話ツールを使ったオンラインカウンセリングが急速に普及し、有力な選択肢となっています。
場所を選ばないため、遠方に住んでいる夫婦や、共働きで時間が合わせにくい夫婦でも利用しやすいのが大きなメリットです。
また、カウンセリングルームに足を運ぶよりも心理的なハードルが低く、気軽に始めやすいと感じる方も多いでしょう。
ただし、安定したインターネット環境が必要なことや、対面よりも相手の微妙な表情が読み取りにくい場合がある点には注意が必要です。







効果を高めるカウンセラーの選び方と準備
夫婦カウンセリングの効果は、どんなカウンセラーを選ぶか、そして、どのような準備をして臨むかで大きく変わってきます。
「誰に頼めばいいかわからない」「相手が協力してくれない」といった悩みは、カウンセリングを検討する多くの夫婦が直面する問題です。
ここでは、カウンセリングをより有意義なものにするための、カウンセラー選びのポイントや準備について解説します。
信頼できるカウンセラーを見分ける3つのポイント
信頼できるカウンセラーを見分けるには、以下の3つのポイントを確認することが重要です。
パートナーがカウンセリングを拒否する場合の対処法
パートナーがカウンセリングに非協力的な場合、無理強いは逆効果です。
まずは相手の気持ちを理解し、なぜ拒否するのかを冷静に話し合うことから始めましょう。
「何をされるか分からなくて怖い」「責められるのが嫌だ」といった相手の不安に耳を傾けてください。
その上で、「二人の関係を良くしたい」という前向きな目的を伝え、カウンセリングは犯人捜しの場ではないことを説明します。
「まずはお試しで1回だけ」と提案し、ハードルを下げるのも有効です。
まずは自分一人で相談に行くメリット
パートナーの同意がどうしても得られない場合でも、諦める必要はありません。
まずは自分一人でカウンセリングを受けることにも、大きなメリットがあるのです。
専門家に話を聞いてもらうことで、混乱していた自分の気持ちや考えを客観的に整理できます。
また、夫婦関係の問題点を専門家の視点から分析してもらい、パートナーへの効果的な接し方について具体的なアドバイスをもらうこともできるでしょう。
あなた自身の言動が変わることで、結果的にパートナーの態度にも良い変化が生まれ、関係改善の突破口が開ける可能性は十分にあります。







夫婦カウンセリングに関するよくある質問
夫婦カウンセリングの利用を考え始めると、効果や期間、費用など、様々な疑問や不安が湧いてくるものです。
「本当に意味があるの?」「どのくらい通えばいい?」といった具体的な疑問を解消しておくことが、安心してカウンセリングを始めるための大切な準備となります。
ここでは、多くの方が抱く共通の質問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。
1回だけでも効果はありますか?
1回だけで夫婦関係が劇的に改善することは稀ですが、「大きな効果」は期待できます。
その効果とは、専門家に話を聞いてもらうことで自分の気持ちが整理できたり、問題解決への客観的な見通しが立ったりすることです。
また、そのカウンセラーやカウンセリングという手法自体が、自分たちに合うかどうかを判断する機会にもなります。
この最初の1回が、停滞していた状況を動かすための、重要なきっかけになり得るのです。
どのくらいの期間・回数通うものですか?
カウンセリングの期間や回数は、夫婦が抱える問題の根深さや目標によって大きく異なるため、決まったものはありません。
一般的には、2週間から1ヶ月に1回のペースで、まずは3ヶ月から半年(6回〜12回程度)を一つの目安とすることが多いようです。
短期的な問題解決を目指す場合もあれば、長期的に関係性そのものを見直していく場合もあります。
大切なのは、カウンセラーと相談しながら、夫婦のペースで焦らずじっくりと取り組むことです。
カウンセラーは中立な立場ですか?
はい。プロのカウンセラーは、常に中立・公平な立場で夫婦双方に寄り添うことが鉄則です。
カウンセラーの役割は、どちらか一方の味方をしたり、善悪を判断したりすることではありません。
二人が安心して対話できる「場」を整え、お互いの本音を引き出し、理解を促す、いわば「触媒」のような存在です。
もしカウンセリング中に、どちらか一方に著しく偏った態度を取るカウンセラーだと感じた場合は、そのカウンセラーは信頼に値しない可能性があります。
相談内容の秘密は守られますか?
はい、カウンセラーには厳格な「守秘義務」が課せられています。
相談内容が、ご本人の許可なく外部に漏れることは決してありませんのでご安心ください。
守秘義務は、カウンセラーの倫理規定や法律(公認心理師法など)で定められた、極めて重い責任です。
この安全性が確保されているからこそ、普段は言えないようなデリケートな悩みも、安心して打ち明けることができるのです。







まとめ:二人で未来の話をするために
この記事では、「夫婦カウンセリングの効果や料金」から、「カウンセラーの選び方」、「パートナーの誘い方」などについて説明してきました。
夫婦の問題を二人だけで解決しようとしても、感情的になり、なかなか前に進まないことも多いでしょう。
夫婦カウンセリングは、どちらが正しいかを決める場所ではありません。
専門家という第三者を交え、安全な環境で「対話の練習」をすることで、お互いの本音を理解し、二人の未来への道筋を見つけるための場なのです。
「もう手遅れだ」と諦めてしまう前に、まずは専門家の力を借りるという選択肢を考えてみてください。
その一歩が、停滞した関係を動かすきっかけになるかもしれません。
特に「浮気やセックスレスといった深刻な問題」や、「パートナーとの関係を本気で修復したい」という悩みについては、夫婦問題に特化したカウンセラーに相談することが有効です。
私たち「home」のようなプラットフォームでは、あなたの状況に合わせた様々な専門家をご紹介できますので、一人で抱え込まず、お気軽にお問い合わせください。
カウンセリングの結果、関係が修復するかもしれませんし、お互いのための円満な別れという道を選ぶことになるかもしれません。
どちらの未来を選ぶにしても、二人でしっかり話し合って出した結論であれば、後悔は少なくなるはずです。
あなたには、自分の人生を自分で決める権利があります。
勇気を出して、まずは一歩を踏み出してみませんか。
あなたが、そしてパートナーが、心から納得できる未来を見つけられるよう、私たちは心から応援しています。
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参考:全国自治体の養育費支援、神奈川県の養育費支援


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