「夫のこの言動、もしかしてモラハラ…?」
「私が我慢すればいいだけ、私が悪いのかもしれない…」
パートナーの言葉や態度に深く傷つき、ご自身の感覚にさえ自信が持てなくなっている。
そんな苦しい状況に、一人で耐えていませんか。
その辛い状況は、あなたが悪いからではありません。
夫のモラハラ問題は、冷静かつ戦略的に対処することで、必ず解決への道筋が見つかります。
そのためには、まずモラハラの特徴を知って客観的に状況を把握し、ご自身の心と権利を守るための知識を身につけることが何よりも大切です。
もう一人で我慢し続ける必要はありません。
あなたの人生を取り戻すために、勇気を出して、まずは「知る」ことから始めてみましょう。
この記事では、夫からのモラハラに悩んでいる方に向けて、主に以下を専門家の視点でご説明します。
- モラハラ夫の言動・態度チェックリスト
- 知っておくと心が楽になる夫の弱点と対処法
- 離婚を決意した時に有利に進めるための準備
今は先が見えず、不安でいっぱいかもしれません。
しかし、この記事を読み終える頃には、ご自身の状況を客観的に見つめ、次の一歩を踏み出すための具体的な道筋が見えているはずです。
ぜひ、参考にしてください。


これってモラハラ?夫の言動・態度チェックリスト10
夫の些細な言動に、心がざわついたり、悲しくなったりすることはありませんか。
その違和感を「気のせい」と片付けず、客観的な事実と照らし合わせてみることが、あなた自身を守るための第一歩になります。
「私が我慢すれば丸く収まるから…」
「これも愛情の裏返しなのかもしれない…」
長年連れ添う中で、そんな風にご自身の感覚に蓋をしてしまっている方もいるでしょう。
しかし、モラハラは非常に巧妙で、被害を受けている本人でさえ、その異常さに気づきにくいという特徴があります。
ここでは、モラハラ夫によく見られる10の言動・態度をチェックリスト形式でまとめました。
いくつ当てはまるか、ご自身の状況を振り返りながら確認してみてください。
①人格を否定・侮辱する発言が多い
「お前は本当に頭が悪い」「だから社会で通用しないんだ」など、能力や人格そのものを否定する言葉は、モラハラの典型です。
単なる悪口や喧嘩での暴言とは異なり、相手の尊厳を繰り返し傷つけることで、自信や判断力を奪っていきます。
②「お前」呼ばわり、無視、ため息で威圧する
質問をしても聞こえないふりをして無視をしたり、大きなため息をついたり、常に「お前」と呼んだりする。
これらの行為は、言葉を使わずに相手を見下し、威圧するための態度です。
「自分が何か悪いことをしたのだろうか」とあなたに思わせ、精神的に追い詰める効果を狙っています。
③外面は良いのに、家では不機嫌で威張る
職場や友人の前では「良い夫」「優しいパパ」として振る舞う一方で、家に帰ると些細なことで不機嫌になり、威張り散らす。
この極端な二面性も、モラハラ夫によく見られる特徴の一つです。
このため、周囲に相談しても「あの人がそんなことするなんて信じられない」と理解されにくく、被害者は孤立を深めてしまいます。
④自分の間違いを認めず、巧みに責任転嫁する
自分のミスや非は決して認めず、「お前のせいだ」「お前がちゃんとしないからだ」と、巧みに責任をあなたに押し付けます。
どんな問題が起きても、常に自分が正しく、相手が間違っているという構図を作り上げるのが特徴。
これにより、被害者は常に「自分が悪いのだ」と思い込まされてしまうのです。
⑤行動を束縛し、友人や親との交流を制限する
「誰と会うんだ」「何時に帰ってくるんだ」としつこく確認したり、実家に帰ることや友人と会うことを嫌がったりして、あなたの行動を過度に制限します。
これは、あなたを社会的に孤立させ、自分以外の価値観や情報から遮断することで、支配をより強固にするための行為です。
⑥生活費を渡さないなど経済的に追い詰める
「誰のおかげで生活できているんだ」と言いながら、生活費をギリギリしか渡さなかったり、レシートの提出を義務付けて使途を細かくチェックしたりする。
これは「経済的DV」とも呼ばれる、精神的暴力の一種です。
経済的な支配によって、あなたから「逃げる」という選択肢を奪い、従属させようとします。
⑦家事や育児を「女の仕事」と見下し協力しない
家事や育児を「女の仕事」と決めつけ、全く協力しないばかりか、あなたが完璧にこなしても感謝の一つも言わず、粗探しをして文句を言う。
あなたの労力や貢献を認めず、家庭内でのあなたの価値を貶めることで、優位に立とうとします。
⑧こちらの体調不良を気遣わず、自己管理不足と責める
あなたが体調を崩していても、「自己管理がなっていない」「気合が足りない」などと責め、心配やいたわりの言葉をかけません。
相手の痛みや苦しみに共感する能力が欠如しており、自分の基準で相手を一方的に断罪するのも、モラハラ加害者の特徴です。
⑨過去の失敗を蒸し返し、執拗に責め続ける
喧嘩のたびに、何年も前のあなたの些細な失敗や過ちを何度も持ち出し、執拗に責め続けます。
これは、あなたに罪悪感を植え付け、常に自分が優位な立場でいられるようにするための常套手段です。
問題の本質から目をそらし、あなたを一方的な「加害者」に仕立て上げます。
⑩物に当たる、大きな音を立てて恐怖心を与える
直接的な暴力は振るわなくても、ドアを力強く閉めたり、机を叩いたり、わざと大きな音を立てて物に当たったりする。
これらの行為は、あなたに恐怖心を植え付け、「逆らったら次はどうなるか分からない」と思わせるための脅迫行為に他なりません。
言葉を使わない、非常に悪質な支配の方法と言えるでしょう。







なぜ?モラハラ夫の心理と根本的な原因
夫の理不尽な言動に苦しむ中で、「なぜ、あの人はあんなことを言うのだろう?」と、その理由が分からず混乱している方も多いのではないでしょうか。
モラハラ夫の言動の裏には、彼ら特有の複雑な心理や、育ってきた環境が深く関わっています。
「私のことが嫌いだから?」「愛情がもうないから?」
そう考えてしまうかもしれませんが、実はモラハラは、愛情の有無とは別の次元の問題であることがほとんどです。
その行動原理を理解することは、あなたが自分を責めるのをやめ、冷静な対処法を考えるための第一歩となります。
ここでは、モラハラ夫に共通する心理背景と、多くの被害者が抱く「治るのか?」という疑問について掘り下げていきます。
根底にあるのは強い劣等感と自己愛の裏返し
一見、自信満々で尊大に振る舞うモラハラ夫ですが、その心の奥底には、実は強い劣等感が渦巻いています。
彼らはありのままの自分に自信が持てないため、常に他人、特に最も身近な存在である妻を見下し、支配することでしか、自分の価値や優位性を確認できないのです。
「自分は常に正しく、特別でなければならない」という歪んだ自己愛(自己愛性パーソナリティ傾向)も特徴の一つ。
そのため、自分の考えを否定されたり、間違いを指摘されたりすると、自身の価値が根底から覆されるような強い恐怖を感じ、相手を激しく攻撃することで自分を守ろうとします。
妻をライバル、あるいは支配の対象と見ている
モラハラ夫は、妻を人生を共に歩む対等なパートナーとして見ていません。
多くの場合、自分の優位性を脅かす「ライバル」か、自分の思い通りにコントロールできる「所有物」のどちらかとして認識しています。
例えば、あなたが仕事で評価されたり、友人との時間を楽しんだりすると、不機嫌になったり嫌味を言ったりするのは、妻の成功や幸せに嫉妬し、自分が見下されることを恐れているからです。
また、あなたの意見を聞き入れず、全てを自分の思い通りに決めようとするのは、あなたを自分の意思を持った一人の人間として尊重していない証拠と言えるでしょう。
モラハラは治る?改善の可能性について
結論から言うと、モラハラ夫が自ら「自分の言動は問題だ」と深く自覚し、「本気で変わりたい」と強く願わない限り、その性質が改善する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
モラハラは単なる「性格が悪い」というレベルではなく、長年かけて形成された思考の癖や、根深いパーソナリティの問題です。
そのため、あなたがいくら尽くしたり、愛情を注いだりしても、相手を変えることはできません。
むしろ、「何をしても妻は離れていかない」と学習し、モラハラをエスカレートさせる危険性すらあります。
相手を変えることにエネルギーを注ぐのではなく、「自分と子どもの心と安全を守るために、自分はどう行動するか」に焦点を移すことが、この問題を解決するための最も重要な視点となります。





とは?3つの原因と対処法を専門家が解説【完全版】-160x90.png)







知っておくと心が楽になる「モラハラ夫の5つの弱点」
常に威圧的で、何を言っても言い返され、無敵にさえ見えるモラハラ夫。
しかし、そんな彼らにも、実は効果的な「弱点」が存在します。
その弱点を知ることは、あなたが精神的な主導権を取り戻し、心を少しでも楽にするための武器となるでしょう。
「何を言っても、どうせ無駄だ…」
そんな無力感に苛まれているかもしれません。
しかし、夫の言動の裏にある「弱さ」を理解することで、過度な恐怖心が和らぎ、冷静に対処する余裕が生まれるはずです。
ここでは、モラハラ夫に共通する5つの弱点をご紹介します。
今後の対応を考える上で、ぜひ参考にしてください。
①「無関心」相手にされないこと
モラハラ夫は、あなたを罵倒したり、支配したりすることで、あなたが感情的に反応すること(怯える、悲しむ、反論するなど)を求めています。
あなたの反応があって初めて、自分の存在価値や優位性を確認できるからです。
したがって、あなたが全く動じず、無関心な態度を貫くと、彼らは手応えのなさに拍子抜けし、混乱します。
②「論理的な反論」客観的な事実
感情的な言い争いは得意ですが、論理的な思考は苦手です。
そのため、「〇月〇日のあの件ですが、その時のメールではこう書かれていましたよね?」というように、冷静に、客観的な事実や記録(証拠)を突きつけられると、途端に狼狽し、反論できなくなることがあります。
③「世間体」外部からの評価
外面が良く、他人から立派な人物だと思われたい欲求が人一倍強いのが特徴です。
そのため、「お義母さんにも相談してみます」「会社のハラスメント窓口に報告します」といった、自分の評判を落としかねない第三者の介入を非常に恐れます。
「世間体」は彼らにとって強力なストッパーになり得ます。
④「強い態度」自分より立場が強い人
モラハラ夫は、相手を自分より「上」か「下」かで判断しています。
妻であるあなたのことは完全に見下していますが、自分より立場が強いと感じる相手(権威ある職業の人、自分の上司、弁護士など)の前では、驚くほど従順な態度をとることがあります。
第三者の力を借りることが有効なのは、このためです。
⑤「孤独」一人になること
支配する相手を失うことは、モラハラ夫にとって、自分の存在価値そのものを失うことと同義です。
あなたが本気で「離れる」という決意と覚悟を示すと、彼らは支配対象を失う恐怖から、今までの態度が嘘のように優しくなったり、泣いて謝ったりすることがあります。
しかし、それは愛情からではなく、孤独への恐怖からくる行動である場合がほとんどです。







今すぐできる!モラハラ夫への具体的な対処法
夫の言動がモラハラかもしれないと気づいた時、次なる課題は「では、どうすればいいのか」ということです。
感情的に反論したり、ただ我慢し続けたりするのではなく、あなた自身の心と未来を守るために、冷静かつ戦略的に対処することが重要になります。
「言い返したら、もっとひどい仕打ちをされるかもしれない…」
そうした恐怖から、何もできずに耐えている方も多いでしょう。
しかし、何もしないことは、相手に「何をしても許される」というメッセージを与え、モラハラをさらに助長させることにも繋がりかねません。
ここでは、ご自身の状況に合わせて今日から始められる具体的な対処法を、ステップを追って解説します。
まずは冷静に、相手の言動を証拠として記録する
全ての対処法の基礎として、まず最初に行うべき最も重要なことは、夫の言動を客観的な「証拠」として記録することです。
これは、ご自身の状況を客観視し、「自分が悪いわけではない」と認識するためにも、また、将来的に離婚や調停に進む場合にも、極めて有力な武器となります。
具体的には、以下のような方法で記録を残しましょう。
- 日記やメモ:
「いつ、どこで、誰の前で、何を言われ(され)、どう感じたか」を、できるだけ具体的に書き留めます。 - 音声の録音:
暴言が始まったら、相手に気づかれないようにスマートフォンのボイスレコーダー機能などで録音します。 - メールやLINEの保存:
人格を否定するようなメッセージは、決して削除せず、スクリーンショットなどで画像としても保存しておきましょう。 - 写真撮影:
物を壊されたり、生活費を制限された際の家計簿なども、写真に撮っておくと証拠になります。


感情的にならず、受け流すスキルを身につける
夫からの心ない言葉を、真正面から受け止めていては、あなたの心が持ちません。
これはモラハラを許すという意味ではなく、あくまであなたの心を守るための応急処置、自己防衛のスキルです。
夫のモラハラが始まったら、心の中で「またいつものやつが始まった」と唱え、感情を切り離しましょう。
「なるほど」「そうなんだ」といった、肯定も否定もしない曖昧な相槌で聞き流すのも有効です。
夫はあなたの反応を見て優位性を感じています。
あなたが感情的に反応しないことで、夫は手応えがなくなり、攻撃の勢いが弱まる可能性があります。
物理的に距離を置き、自分の心を守る(別居の検討)
夫のモラハラがひどく、心身の安全が脅かされていると感じる場合には、一時的にでも物理的な距離を置く「別居」が非常に有効な手段です。
離れてみることで、夫もあなたもお互いの存在を冷静に見つめ直す時間ができます。
ただし、注意点として、一方的に家を出てしまうと、後々「悪意の遺棄」として法的に不利な立場に置かれる可能性があります。
別居を検討する際は、事前に実家や友人、あるいは自治体のDV相談窓口などに相談し、計画的に進めることが重要です。
まずは週末だけ実家に帰る、といった短期間の別居から試してみるのも良いでしょう。




最終手段としての離婚を視野に入れた準備
様々な対処法を試みても夫の態度に改善が見られず、これ以上、結婚生活を続けることが精神的に困難だと感じた場合、「離婚」はあなたと子どもの未来を守るための最善の解決策となります。
離婚は決して逃げではありません。
支配的な関係を断ち切り、自分らしい人生を取り戻すための、前向きで勇気ある一歩です。
すぐに決断できなくても、「いつでも離婚できる」という準備をしておくこと自体が、精神的なお守りとなり、夫に対するあなたの態度を強くしてくれるでしょう。










離婚を決意したら。有利に進めるための方法
モラハラ夫との離婚は、一般的な離婚よりも精神的な負担が大きく、慎重な準備が必要です。
感情的に進めてしまうと、相手のペースに巻き込まれ、慰謝料や財産分与などで泣き寝入りしてしまう危険性があります。
「離婚を切り出したら、何をされるか分からない…」
「言いくるめられて、不利な条件で合意させられてしまいそう…」
こうした不安があるからこそ、法的な知識を身につけ、専門家の力を借りながら、計画的に進めることが何よりも重要になるのです。
ここでは、離婚を決意した方が知っておくべき、具体的な準備と方法について解説します。
慰謝料請求は可能?金額の相場は?
結論として、夫のモラハラ(精神的DV)が原因で離婚に至った場合、慰謝料の請求は可能です。
慰謝料の金額は、モラハラの期間、頻度、内容の悪質性などによってケースバイケースですが、一般的には50万円~300万円程度が相場とされています。
ただし、慰謝料を請求するためには、モラハラの事実を客観的に証明する「証拠」が不可欠です。
前の章で解説した日記や録音データ、心療内科の診断書などが、あなたの主張を裏付ける強力な武器となります。
証拠がどれだけ揃っているかが、慰謝料の金額を大きく左右すると考えてください。




親権や財産分与で損をしないための準備
親権や財産分与は、離婚後のあなたの生活を左右する非常に重要な要素です。
これらについても、感情論ではなく、法的な知識と客観的な資料に基づいて、ご自身の権利をしっかりと主張する必要があります。
- 親権の獲得:
親権者を決める上で最も重視されるのは、「これまで主に子どもの世話をしてきたのはどちらか」という監護実績です。モラハラ夫は育児に非協力的な場合が多いため、あなたが育児の中心であったことを育児日記や母子手帳、学校との連絡記録などで示すことが有効です。 - 財産分与:
結婚期間中に夫婦で協力して築いた財産は、専業主婦であっても原則として2分の1を受け取る権利があります。夫名義の預貯金や保険、不動産などの情報を、離婚を切り出す前にできる限り把握しておくことが重要になります。









離婚を切り出す際の注意点と流れ
離婚の意思は、感情的に伝えるのではなく、全ての準備が整ってから、冷静に、かつ毅然とした態度で伝えるのが鉄則です。
安全かつ有利に離婚を進めるための基本的な流れは、以下の通りです。
- 準備
証拠集め、別居先の確保、当面の生活費の準備、弁護士への相談などを水面下で進めます。 - 別居
可能であれば、まず別居して安全を確保します。 - 離婚協議
弁護士を代理人に立てて、慰謝料や財産分与、親権などの条件を交渉します。合意した内容は必ず「公正証書」にしましょう。 - 離婚調停・裁判
話し合いで合意できない場合は、家庭裁判所での法的な手続きに移行します。
離婚後のトラブル 約70%が養育費未受給・子どもと会えない問題

離婚する方の約55%が離婚条件を書面化していません。結果的に離婚後に多くのトラブルをかかえています。
養育費は、子どもの成長にとって重要な資金ですが、現実には約70%のひとり親世帯が養育費を受け取れていません。
また、離婚後に親が子どもと会えなくなるケースも多く、約70%の別居親が子どもと会えていません。面会交流の取り決めが曖昧だとトラブルの原因になります。
これらを防ぐためには、公正証書や裁判所の調停で支払い義務を明文化し、強制執行が可能な形にしておくことが有効です。








離婚問題に強い弁護士への相談
モラハラ夫との離婚交渉は、精神的な消耗が非常に激しく、被害者であるあなたが一人で直接立ち向かうのは極めて困難です。
早い段階で、離婚問題、特にモラハラ案件に強い弁護士に相談することが、あなたの心と権利を守るための最も賢明な選択と言えるでしょう。
弁護士に依頼すれば、あなたの代理人として夫と交渉してくれるため、精神的な負担から解放されます。
また、法的に有効な証拠の集め方から、慰謝料や財産分与の最大化、親権の獲得まで、あらゆる面であなたを力強くサポートしてくれるはずです。
多くの法律事務所では初回無料相談を実施していますので、まずは気軽に問い合わせてみてください。

夫のモラハラに関するよくある質問
ここでは、夫のモラハラに関して多くの方が抱く疑問について、Q&A形式でお答えしていきます。
「これって、うちだけなのかな?」
あなたが抱えているその疑問は、決して特別なものではありません。
多くの方が同じような悩みを抱え、解決の糸口を探しています。
あなたの悩みを解消し、次の一歩を踏み出すための参考にしてください。
夫婦喧嘩とモラハラの違いは?
最も大きな違いは、そこに「対等な関係性」があるかどうかです。
夫婦喧嘩は、対等な立場で起こる一時的な感情のぶつかり合いです。
お互いに言い分があり、時には反省し、仲直りするというゴールがあります。
一方、モラハラは、夫が妻を自分より下に見ているという、一方的な支配関係の中で起こります。
目的は相手を打ち負かし、自分の正しさを証明すること。
そのため、人格を否定するような言葉が使われ、問題が解決しても決して謝罪せず、同じことが何度も繰り返されるのが特徴です。
子どもやママへの影響は?
夫のモラハラは、あなただけでなく、お子さんにも深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。
子どもは、母親が父親から見下され、傷つけられる姿を日常的に見ることで、心に大きな傷を負います。
家庭が安心できる場所ではなくなり、情緒が不安定になったり、自己肯定感が低くなったり、父親の歪んだ価値観を学習してしまったりする危険性があるのです。
また、ママ自身も、長期間の精神的ストレスにより、不眠や食欲不振、うつ病といった心身の不調をきたすことも少なくありません。
「子どものために我慢する」という選択が、必ずしも子どものためになるとは限らない、という視点を持つことが大切です。
義母もモラハラに加担してくる場合はどうすれば?
夫だけでなく、その母親である義母もモラハラに加担してくるケースは、残念ながら少なくありません。
この場合、義母を説得しようとするのは得策ではないでしょう。
多くの場合、義母は「自分の息子が可愛い」あまり、問題を客観的に見ることができず、息子の味方をしてしまいます。
そのため、まずは義母とは物理的・心理的に距離を置くことが重要です。
夫に、義母との関わり方を減らすよう冷静に伝え、義母と二人きりになる状況は極力避けましょう。
そして、義母からの心ない言動も、夫のモラハラの一環として、日時や内容を具体的に記録しておくことをお勧めします。
弁護士事務所の選び方と費用の目安は?
離婚問題、特にモラハラ案件の実績が豊富な弁護士を選ぶことが最も重要です。
費用は大きく分けて、相談料、着手金、成功報酬で構成されています。
- 選び方のポイント:
ホームページなどで離婚案件の解決実績を確認し、複数の事務所の初回無料相談などを利用して、親身に話を聞いてくれる、相性の良い弁護士を見つけましょう。費用体系を明確に説明してくれるかも、信頼できる事務所かどうかの判断基準になります。 - 費用の目安:
あくまで一般的な目安ですが、相談料は30分5,000円~1万円、離婚協議の着手金は20~50万円程度が相場です。成功報酬は、獲得できた慰謝料や財産分与の10~20%程度が一般的。収入などの条件によっては、法テラスの民事法律扶助を利用して費用を抑えることも可能です。







まとめ:あなたはもう、一人で我慢しなくていい
この記事では、「モラハラ夫の特徴チェックリスト」や「知っておくべき弱点」、「具体的な対処法」などについて解説してきました。
夫の言動に悩み、「私が至らないからだ」とご自身を責めていたかもしれません。
しかし、客観的な特徴を知り、夫の心理や弱点を理解することで、冷静に対処する道筋が見えてきたのではないでしょうか。
モラハラは、あなたの価値とは何の関係もありません。
大切なのは、この記事で得た知識を「お守り」にするだけでなく、あなた自身を守るための「武器」として使うことです。
ほんの少しの勇気が、今の息苦しい状況を変えるきっかけになります。
特に「離婚や別居の準備」や「慰謝料の請求」については、専門家へ相談することで、より安全かつ有利に進めることができます。
私たち「home」には、モラハラ問題に精通したカウンセラーや弁護士が多数在籍していますので、一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
長年のモラハラによって、笑顔や自信を失いかけている方もいるでしょう。
しかし、あなたは本来、誰かから支配されるような存在ではありません。
自分らしさを取り戻し、心から笑える日は必ずやってきます。
どうか、自分の人生を諦めないでください。
穏やかで、尊厳のある未来を手に入れるための第一歩を、私たちは全力でサポートします。
専門家に相談するなら「オンライン離婚相談 home」

男女関係や離婚の悩みって、
誰に相談したらいいんだろう…

弁護士やカウンセラーの事務所に
いきなり行くのはちょっと怖い…
\それなら…/
オンライン離婚相談 homeなら
来所不要、あなたのPC・スマホから
さまざまな専門家に相談できます。
夫婦関係や離婚に関する、あなたのお悩みに合った専門家とマッチング。いつでも好きなときにオンラインで相談できます。
夫婦関係の改善、離婚調停、モラハラ・DV、不倫・浮気、別居などさまざまなお悩みについて、専門家が寄り添います。匿名で利用できるため、プライバシーなどを気にせず、何でも安心してご相談いただけます。
24時間365日 オンライン相談できる

ビデオ通話、チャットからお好きな方法で相談いただけます。またプランも、1回ごとや月々定額(サブスク)からお選びいただけます。
厳選された専門家

弁護士、行政書士、探偵、離婚・夫婦問題カウンセラーなどの、経験豊富で厳選された専門家があなたの悩みに寄り添います。
離婚の公正証書が作成できる

離婚に強い女性行政書士に相談しながら、離婚条件を公正証書にすることができます。
公正証書にすることで、慰謝料や財産分与、養育費などが守られない場合、強制執行(給与、預貯金などの財産を差し押さえ)がカンタンになります。
養育費の公正証書作成で数万円補助の可能性

養育費を取り決め、実際に受け取っているひとり親は、全体のわずか24.3%にとどまります。
この養育費未払い問題に、各自治体ではさまざまな支援制度が用意されています。
養育費に関する公正証書作成補助として、神奈川県は上限4万円、横浜市は上限3万円、川崎市は上限5万円などです(2025年4月時点)
参考:全国自治体の養育費支援、神奈川県の養育費支援


夫婦関係や離婚に関するお悩みを、24時間365⽇オンラインで解決できるオンライン離婚プラットフォーム。
夫婦関係の修復から、夫婦の話し合い、離婚相談、離婚後のサポートまで、専門家があなたの悩みに寄り添います。