妻から離婚を切り出された?7つの夫が避けるべきNG行動、6つの離婚しない対処方法

妻から離婚を切り出された?7つの夫が避けるべきNG行動、6つの離婚しない対処方法 夫婦生活の悩み

「妻から離婚を切り出されたけれど、本当にもうやり直すことはできないのか…」
「突然の離婚話に動揺しているが、どう対応すればいいのかわからない…」

このような悩みを抱えている方も多いでしょう。
妻からの離婚宣告は、多くの男性にとって青天の霹靂です。特に、関係が冷え切っていたわけでもなく、日常生活に大きな問題を感じていなかった場合、その衝撃は計り知れません。しかし、この状況で冷静な判断を失い、感情的に行動してしまうと、取り返しのつかない結果を招く可能性があります。

妻から離婚を切り出された際には、まず冷静になることが最も重要です。
焦って無理に修復を試みるよりも、事実を受け止めたうえで、自分にとって最善の対応を考える必要があります。離婚を回避する選択肢があるのか、または離婚を前提にどのように準備すべきなのか、正しい知識を持つことが今後の人生を左右します。

この記事では、妻から離婚を切り出された方に向けて、以下の内容を専門家の視点から解説します。

この記事でわかること
  • 妻から離婚を切り出された際にまず取るべき行動
  • 離婚を回避するためにできること
  • 離婚を受け入れる場合に準備すべきこと

離婚は人生の大きな分岐点ですが、適切な対応をすれば、後悔のない決断ができるはずです。ぜひこの記事を参考にして、冷静な対応を心がけてください。

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妻から離婚を切り出された理由3パターン

妻から離婚を切り出され、理由が分からず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
「なぜ、妻は離婚したいんだろう…」と、頭を抱えているかもしれません。

離婚を切り出される理由は様々ですが、大きく分けると3つのパターンに分類できます。
理由を理解することで、今後の対応を考える上での手がかりになるはずです。

ここでは、妻から離婚を切り出された場合に考えられる3つの理由のパターンについて、詳しく解説していきます。

1:夫が有責者の場合

夫の言動が原因で、妻が離婚を決意するケースです。
具体的に、以下のようなものが挙げられます。

これらの行為は、夫婦関係を破綻させるだけでなく、妻の心身に深刻な傷を負わせる可能性があります。
「自分には、心当たりがあるかもしれない…」
そう感じた方は、まずは自身の言動を振り返り、反省することが大切です。

2:妻が有責者の場合

妻自身の言動が原因で、妻が離婚を考えるケースです。
離婚を切り出した側に原因がある、ということも多いです。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • 不倫(不貞行為)
    夫と同様に、妻の不倫も離婚原因となり、慰謝料請求の対象となります。
  • 悪意の遺棄
    正当な理由なく、同居や協力、扶助といった夫婦の義務を怠ることです。
    例えば、家出をして生活費を渡さない、理由もなく同居を拒否する、などが該当します。
  • 過度な浪費
    妻が夫の収入に見合わない浪費を繰り返し、家計を圧迫することも離婚理由になりえます。

夫には大きな問題がないのに、妻側の事情で離婚を切り出されることもあります。
証拠を集めておくことが重要です。

3:どちらも有責者ではない場合

どちらか一方に明確な責任がない場合でも、離婚に至るケースはあります。

  • 性格の不一致
    価値観や考え方の違いから、一緒に生活することが難しくなるケースです。
  • 愛情の喪失
    長年の生活の中で、夫婦としての愛情が冷めてしまうこともあります。
  • セックスレス
    セックスレス自体は、法律上は離婚理由として認められません。
    ただし、セックスレスが原因で夫婦関係が破綻した場合、それは離婚理由として認められる可能性があります。
  • 家族関係の問題
    親族との関係がうまくいかない、子育ての方針が合わない、なども離婚の原因となることがあります。

これらの場合は、どちらか一方に非があるわけではないため、慰謝料請求は難しいことが多いです。
しかし、夫婦関係が破綻していると判断されれば、離婚が認められる可能性があります。
「どちらが悪いわけでもないのに…」
そう思うかもしれませんが、夫婦関係は、どちらか一方の努力だけでは成り立ちません。
お互いに歩み寄る努力をしても改善が見られない場合は、離婚という選択肢も視野に入れる必要があるでしょう。

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妻から離婚を切り出された夫が避けるべきNG行動7選

妻から離婚を切り出された時、動揺して感情的になってしまうのは無理もありません。
しかし、冷静さを欠いた行動は、事態を悪化させるだけでなく、離婚を回避したいというあなたの願いを遠ざけてしまう可能性があります。
「妻との関係を修復したい」「離婚を避けたい」と願うのであれば、これから紹介するNG行動は絶対に避けましょう。

ここでは、妻から離婚を切り出された夫が避けるべきNG行動を7つ、具体的に解説していきます。

1:離婚届を記入

妻から離婚届を突きつけられたとしても、すぐに記入して提出するのは絶対に避けましょう。

離婚届に署名・押印して提出すると、基本的には取り消すことができません。
もし後で「やはり離婚を回避したい」と思っても、一度提出された離婚届を撤回するのは非常に難しくなります。

離婚の話し合いが十分に行われていない場合は、まず冷静になり、専門家に相談することが大切です。

2:妻へ暴力・暴言など感情的な対応をする

感情的になって妻に暴言を吐いたり、場合によっては手を上げたりすることは、絶対に避けなければなりません。

DV(家庭内暴力)モラハラ(精神的な暴力)と判断されると、妻側が警察や弁護士に相談し、保護命令が出される可能性もあります。そうなると、親権や財産分与の面でも不利になり、離婚交渉が不利に進むことになります。

どんなに納得できなくても、冷静な態度を保つことが最優先です。

3:妻を全否定・無視する

妻の言い分を全く聞かずに否定したり、無視したりするのは逆効果です。

離婚を切り出すほど妻の気持ちはすでに固まっている可能性があります。
その状態で夫が「お前が悪い」「ふざけるな」といった態度を取ると、妻の決意をさらに強める結果になります。

「なぜ妻は離婚を考えたのか?」を理解しようとする姿勢を見せることが、関係修復の第一歩となる場合もあります。

4:妻との別居

離婚の話が出たからといって、すぐに家を出るのは危険です。

別居すると、後の離婚調停や裁判で「夫婦関係が破綻している」と認定されやすくなります。また、妻が一方的に別居を求めた場合、婚姻費用(生活費)の支払いを夫が求められる可能性もあります。

「冷却期間を置くための別居」は慎重に判断し、専門家と相談してから行動しましょう。

5:子供を連れ去る

「妻が離婚を考えているなら、子供は自分が連れていく」と考えるかもしれません。
しかし、子供を勝手に連れ去ると、違法行為と見なされることがあります。

現在の日本では、親権を決める際に「子供の監護実績」が重要視されます。
つまり、別居時に子供を連れて出た親の方が、親権を獲得しやすくなる傾向にあります。
しかし、無断で子供を連れ去ると、「違法な連れ去り」と判断され、逆に親権争いで不利になる可能性があるのです。

子供のことを考えるなら、焦らず冷静に話し合いを進めることが重要です。

6:離婚原因を問い詰める

「なぜ?」「俺のどこが悪かった?」としつこく問い詰めるのは、関係修復の可能性をさらに低くします。

妻はすでに何度も離婚を考え、悩んだ末に切り出した可能性が高いです。
その状態で夫が執拗に問い詰めると、妻は「やっぱりこの人とは無理だ」と思ってしまうでしょう。

離婚を回避したいなら、まずは妻の話に耳を傾け、理解しようとする姿勢を持つことが大切です。

7:不誠実・自暴自棄な行動

離婚を切り出されたショックから、自暴自棄になり、不誠実な行動を取ることは絶対にやめましょう。

例えば、以下のような行動は避けるべきです。

  • ギャンブルや浪費に走る
    現実逃避のために、ギャンブルや浪費に走ることは、問題を悪化させるだけです。
  • 不倫をする
    妻への腹いせに、他の女性と関係を持つことは、事態をさらに複雑にする可能性があります。
  • 仕事を放棄する
    自暴自棄になり、仕事を放棄することは、経済的な問題を悪化させるだけでなく、社会的信用を失うことにもつながります。

「どうせ、もう終わりだ…」と諦めるのではなく、最後まで誠実な態度で、問題解決に向けて努力することが大切です。
自暴自棄な行動は、自分自身を傷つけるだけでなく、周りの人にも迷惑をかけることになります。

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妻から離婚を切り出された夫が離婚をしたくない場合の対処法6つ

「妻から離婚を切り出されたけど、絶対に離婚したくない…」

そう悩んでいる男性は、少なくないでしょう。
突然のことに、どうすれば良いのか分からず、途方に暮れているかもしれません。

しかし、諦めるのはまだ早いです。
妻から離婚を切り出された場合でも、あなたの対応次第では、離婚を回避できる可能性があります。

ここでは、妻から離婚を切り出された夫が、離婚をしたくない場合の対処法を6つご紹介します。

1:誠意のある謝罪

もし、あなたに離婚の原因となるような行動(不倫DVモラハラ、過度な浪費など)があった場合は、まずは妻に対して心から謝罪しましょう。

「悪かった」「申し訳なかった」という言葉だけでなく、具体的に何が悪かったのか、今後どう改善していくのかを伝えることが大切です。

ただし、謝罪すれば必ず許してもらえるとは限りません。
妻の気持ちを理解し、時間をかけて関係修復に努める必要があります。
「本当に反省しているのか…」と疑われないよう、誠意をもって謝罪し、行動で示すことが重要です。

2:離婚の原因の改善

謝罪と同時に、離婚の原因となった問題を改善する努力をしましょう。

例えば、不倫が原因であれば、不倫相手との関係を完全に断ち切る、DVモラハラが原因であれば、カウンセリングを受けるなど、具体的な行動を起こすことが大切です。

「変わる」と口で言うだけでなく、実際に行動で示すことが重要です。
妻に「もう一度、信じてみよう」と思ってもらえるよう、努力を続けましょう。
変わろうとするあなたの姿を見て、妻の気持ちも少しずつ変化するかもしれません。

3:パートナーを責めない

「どうして、そんなことを言うんだ!」
「お前だって悪いじゃないか!」

上記のような感情的に反論するのは避けましょう。
妻から離婚を切り出されると、動揺して、つい妻を責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、妻を責めることは、事態を悪化させるだけです。

まずは、妻の気持ちを受け止めることが大切です。
「つらい思いをさせて、ごめん」「話を聞かせてほしい」など、冷静に、そして優しく、妻の気持ちに寄り添う言葉を伝えましょう。

相手を責めるのではなく、自分自身の非を認め、改善する姿勢を見せることが、関係修復への第一歩となります。

4:離婚届を記入しない

妻から離婚届へのサインを求められても、すぐには応じないでください。
離婚届にサインをしてしまうと、離婚に合意したことになってしまいます。
「離婚したくない」という意思を明確に伝えるためにも、離婚届には記入しないようにしましょう。

ただし、離婚届を勝手に提出されてしまう可能性もあります。
その場合は、「離婚届不受理申出」を提出することで、離婚届の受理を防ぐことができます。
「絶対に離婚したくない…」という強い意志を、行動で示すことが大切です。

5:離婚届不受理申出を提出する

離婚届不受理申出とは、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐための制度です。
この申出をしておけば、万が一、妻が勝手に離婚届を提出しても、受理されることはありません。

離婚届不受理申出は、本籍地または所在地の市区町村役場に提出します。
申出書は、窓口で入手できるほか、市区町村のホームページからダウンロードできる場合もあります。
「勝手に離婚届を出されたらどうしよう…」と不安な方は、早めに手続きをしておきましょう。

6:夫婦関係調整調停を検討する

「妻と2人だけで話し合っても、平行線になってしまう…」
「第三者の意見を聞きたい…」

そんな場合は、夫婦関係調整調停を検討してみましょう。

夫婦関係調整調停(円満調停)とは、家庭裁判所で、調停委員を交えて夫婦関係の修復について話し合う制度です。
調停委員は、中立的な立場で、双方の意見を聞き、話し合いをサポートしてくれます。

調停委員のアドバイスによって、新たな解決策が見つかるかもしれません。
ただし、調停はあくまで話し合いの場であり、強制力はありません。
夫婦双方が、関係修復に向けて努力する意思があることが前提となります。

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妻から離婚を切り出された場合の対応

妻から突然「離婚したい」と言われ、どうすればよいかわからず戸惑っている方も多いでしょう。
「本当に離婚するしかないのか?」「何が原因だったのか?」と頭の中が混乱するのは当然です。
しかし、感情的に反応してしまうと、状況がさらに悪化し、後悔する結果になりかねません。

離婚は人生に大きな影響を与える重大な決断です。
そのため、焦らず、冷静に対応することが何よりも重要になります。離婚を回避するのか、それとも円満に進めるのか、今後の選択肢を慎重に考えましょう。

ここでは、妻から離婚を切り出された際の適切な対応について詳しく解説します。

まずは冷静に話し合う

突然の離婚宣告にショックを受けても、まずは冷静に話し合うことが大切です。

感情的になって怒ったり、問い詰めたりすると、妻の決意がより固まってしまう可能性があります。ま
た、何が原因で離婚を考えているのかを聞き出すことができなければ、修復の余地があるのかどうかの判断すらできません。

話し合う際は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 相手の気持ちを尊重する
    頭ごなしに否定せず、妻の気持ちや考えを冷静に聞く。
  • 感情をコントロールする
    「そんなはずはない!」と感情的に反論せず、落ち着いて対応する。
  • 離婚の理由を明確にする
    「何が不満だったのか」「改善できる点はあるのか」を具体的に聞く。

もし、すぐに話し合いが難しい場合は、少し時間を置いて冷静になったタイミングで話し合うことも有効です。

専門家に相談する

離婚を回避したい場合も、離婚を進める場合も、専門家の助言を得ることは重要です。
離婚に関する手続きは複雑であり、感情的な判断を避けるためにも、第三者の視点を取り入れることが役立ちます。

専門家にはさまざまな種類があり、それぞれ役割が異なります。以下で詳しく見ていきましょう。

離婚カウンセラー

離婚カウンセラーは、夫婦関係の修復や、離婚の心理的な負担を軽減するためのアドバイスを提供する専門家です。

「まだ離婚を決意したわけではない」「夫婦関係を改善したい」と考えている場合、カウンセリングを受けることで、関係修復の糸口が見つかることもあります。また、離婚が避けられない場合でも、精神的なサポートを受けることで冷静に対応できるようになります。

探偵

「妻が浮気をしているかもしれない」「離婚の本当の理由がわからない」という場合、探偵に依頼して証拠を集めることも選択肢の一つです。

浮気の証拠があると、慰謝料の請求が可能になるほか、離婚条件の交渉を有利に進めることができます。
ただし、探偵に依頼する際は信頼できる業者を選び、違法な手段を使わないよう注意しましょう。

行政書士

行政書士は、離婚協議書や公正証書の作成をサポートする専門家です。

夫婦間で話し合いが進んでおり、合意した内容を文書に残したい場合、行政書士に依頼することでスムーズに手続きを進められます。ただし、法律相談や裁判の代理はできないため、法的な問題が絡む場合は弁護士への相談が必要です。

司法書士

司法書士は、主に離婚に関する書類作成や登記手続きを行う専門家です。
特に、不動産の名義変更や財産分与に関する書類作成をサポートできます。

また、140万円以下の金銭トラブルであれば、簡易裁判所での代理人として対応することも可能です。
ただし、離婚の交渉や裁判の代理はできないため、法律的な争いが予想される場合は弁護士への相談が必要になります。

弁護士

弁護士は、離婚に関するあらゆる法的問題を扱うことができる専門家です。

  • 離婚の条件交渉(財産分与、養育費、慰謝料など)
  • 離婚に関する法的知識
  • 裁判手続きの代理

特に、妻が弁護士を立てている場合は、こちらも弁護士に依頼しないと不利になる可能性があります。
離婚問題に強い弁護士を探し、早めに相談することが重要です。

離婚の条件を検討する

離婚を避けられない場合は、離婚後の生活を見据えて、条件をしっかり検討する必要があります。

具体的には、以下のようなポイントを考慮する必要があります。

条件を検討する際は、感情的にならず、冷静に判断することが重要です。
また、法的な知識が必要になるため、専門家と相談しながら進めることをおすすめします。

離婚後のトラブル 約70%が養育費未受給・子どもと会えない問題

離婚前後のトラブル

離婚する方の約55%が離婚条件を書面化していません。結果的に離婚後に多くのトラブルをかかえています。
養育費は、子どもの成長にとって重要な資金ですが、現実には約70%のひとり親世帯が養育費を受け取れていません。
また、離婚後に親が子どもと会えなくなるケースも多く、約70%の別居親が子どもと会えていません。面会交流の取り決めが曖昧だとトラブルの原因になります。
これらを防ぐためには、公正証書や裁判所の調停で支払い義務を明文化し、強制執行が可能な形にしておくことが有効です。

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妻から離婚を切り出された場合の注意点

妻から離婚を切り出された場合、どのように対応すれば良いのか、様々な不安や疑問が湧いてくるでしょう。
「もう終わりなのか…」「これからどうすればいいのか…」と、途方に暮れてしまうかもしれません。

しかし、まだ諦める必要はありません。
離婚を回避できる可能性も、離婚する場合でもより良い条件で進める可能性も、あなたの対応次第で変わってきます。

ここでは、妻から離婚を切り出された場合の注意点について、重要なポイントを詳しく解説していきます。

夫婦関係の修復は諦めたら終わり

「もう、夫婦関係の修復は無理かもしれない…」

そう感じている方もいるかもしれません。しかし、諦めたらそこで終わりです。

夫婦関係の修復は、簡単なことではありません。
しかし、お互いに努力することで、関係が改善する可能性はあります。
もし、あなたが「まだやり直したい」という気持ちを少しでも持っているのであれば、諦めずに、できる限りの努力をしてみましょう。

具体的には、以下のような方法が考えられます。

  • 夫婦で話し合う
    お互いの気持ちを正直に話し合い、問題解決に向けて努力してみましょう。
  • カウンセリングを受ける
    夫婦関係の専門家であるカウンセラーに相談し、客観的なアドバイスを受けてみましょう。
  • 一時的に距離を置く
    別居や実家に戻るなど、一時的に距離を置くことで、お互いの気持ちを冷静に見つめ直すことができる場合があります。

ただし、妻の意思が固く、修復の見込みがない場合は、無理に関係を続ける必要はありません。
その場合は、離婚に向けて、冷静に準備を進めることが大切です。

妻からの一方的な離婚請求は拒否できる

妻から一方的に離婚を請求された場合でも、あなたは離婚を拒否することができます。
日本の法律では、夫婦双方の合意がなければ、離婚は成立しません(協議離婚の場合)。

ただし、以下のような「法定離婚原因」がある場合は、あなたの意思に関わらず、離婚が認められる可能性があります。

  • 不貞行為:配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと
  • 悪意の遺棄:正当な理由なく、同居や協力、扶助といった夫婦の義務を怠ること
  • 3年以上の生死不明:配偶者の生死が3年以上明らかでないこと
  • 回復の見込みがない強度の精神病:配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないこと
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由:夫婦関係が破綻し、修復が困難な状態であること

「妻の言い分は、納得できない…」
そう思うのであれば、まずは離婚を拒否する意思を明確に伝えましょう。
そして、弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けることをおすすめします。

離婚する場合の財産分与と慰謝料

離婚する場合、夫婦で築き上げた財産を分ける「財産分与」を行う必要があります。
財産分与の対象となるのは、夫婦の共有財産です。
具体的には、結婚後に夫婦の協力によって得た財産(預貯金、不動産、車、有価証券など)が対象となります。

また、離婚の原因が相手方にある場合は、慰謝料を請求できる可能性があります。
例えば、妻の不倫DVが原因で離婚する場合は、妻に対して慰謝料を請求することができます。

  • 財産分与
    原則として、夫婦の共有財産は2分の1ずつ分けることになります。
    ただし、夫婦のどちらか一方の特有財産(結婚前から所有していた財産や、相続・贈与によって得た財産)は、財産分与の対象となりません。
  • 慰謝料
    離婚原因、婚姻期間、相手方の収入や財産、精神的苦痛の程度などを考慮して、金額が決定されます。

弁護士に相談し、具体的な金額や請求方法についてアドバイスを受けることをおすすめします。

離婚と子供の問題

離婚する際に、未成年の子供がいる場合は、親権、養育費、面会交流について決める必要があります。

  • 親権
    未成年の子供を監護・教育する権利と義務のことです。
    夫婦のどちらか一方を親権者と定める必要があります。
    親権者の決定は、子供の福祉を最優先に考慮して行われます。
  • 養育費
    子供が経済的・社会的に自立するまでにかかる費用のことです。
    親権者とならなかった親が、親権者となった親に対して支払います。
    養育費の金額は、夫婦の収入や子供の年齢、人数などを考慮して決定されます。
  • 面会交流
    子供と離れて暮らす親が、子供と会ったり、連絡を取ったりすることです。
    子供の福祉を最優先に考え、面会交流の方法や頻度などを決める必要があります。

「子供のことだけは、絶対に譲れない…」そう思うのは、親として当然の気持ちです。
子供の将来のためにも、しっかりと話し合い、双方が納得できる結論を出すようにしましょう。
もし、話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所に調停や審判を申し立てることもできます。

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妻から離婚を切り出された場合のよくある質問

妻から離婚を切り出された場合、様々な疑問や不安が頭をよぎるでしょう。
「妻の不倫が理由でも離婚になるの?」「どうすれば離婚を思いとどまらせることができる?」「離婚届を勝手に出されたらどうなるの?」など、具体的な疑問を持つ方も多いはずです。

ここでは、妻から離婚を切り出された場合のよくある質問について、Q&A形式でわかりやすく解説していきます。

妻の不倫が理由でも離婚になる?

妻の不倫(不貞行為)は、民法上の離婚原因にあたります。
したがって、あなたが離婚を希望する場合は、妻の不倫を理由に離婚を請求することができます。
また、妻の不倫が原因で離婚に至った場合は、妻に対して慰謝料を請求することも可能です。

しかし、あなたが離婚を希望しない場合は、妻の不倫を理由に、必ず離婚しなければならないわけではありません。
夫婦関係の修復を望むのであれば、妻と話し合い、関係改善に向けて努力することもできます。

ただし、妻が離婚を強く希望し、夫婦関係が修復不可能であると判断された場合は、裁判で離婚が認められる可能性があります。
「妻の不倫は許せないけど、離婚はしたくない…」
そのような複雑な心境の場合は、弁護士に相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることをおすすめします。

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妻に離婚を思いとどまらせるには?

妻に離婚を思いとどまらせるためには、まず、妻がなぜ離婚したいのか、その理由をしっかりと聞くことが大切です。
妻の気持ちを理解しようと努め、冷静に話し合いましょう。

その上で、あなた自身に改善すべき点がある場合は、反省し、改善する努力をしましょう。
例えば、仕事ばかりで家庭を顧みていなかったのであれば、家族との時間を増やす、家事や育児に協力するなど、具体的な行動で示すことが大切です。

また、夫婦カウンセリングを受けることも、有効な手段です。
専門家のサポートを受けることで、夫婦間のコミュニケーションが改善され、関係修復のきっかけになるかもしれません。

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離婚届を勝手に出された場合は?

妻が勝手に離婚届を提出してしまった場合でも、離婚届が受理されていなければ、取り下げることができます。
しかし、既に離婚届が受理されてしまっている場合は、原則として、離婚は有効に成立してしまいます。

ただし、あなたが離婚に合意していないことを証明できれば、離婚の無効を主張することができます。
具体的には、家庭裁判所に「離婚無効確認調停」または「離婚無効確認訴訟」を申し立てることになります。

感情的に行動するのではなく、まずは冷静になり、弁護士に相談しましょう。
弁護士は、あなたの状況に合わせて、適切な対応策をアドバイスしてくれます。
離婚届を勝手に出された場合は、早急に対応することが重要です。

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まとめ:妻からの離婚、その衝撃と未来への一歩

この記事で、「妻から離婚を切り出された理由」「避けるべきNG行動」「離婚をしたくない場合の対処法」などについて説明してきました。

突然の離婚宣告は、まるで青天の霹靂。
心臓を鷲掴みにされたような衝撃、そして未来への不安で押しつぶされそうになるかもしれません。
しかし、この記事で解説したように、まずは冷静になり、状況を把握することが大切です。

感情的に行動するのではなく、今できる最善の行動を選択しましょう。
関係修復を望むのか、それとも離婚を受け入れるのか、あなた自身の心と向き合い、後悔のない選択をしてください。

妻から離婚を切り出された理由が理解できない、今後の手続きをどう進めれば良いか分からない、などお困りの場合は、専門家へ相談することで解決への道筋が見えてきます。
離婚問題に詳しい専門家は、法的な手続きだけでなく、あなたの心のケアもサポートしてくれます。

今は辛くても、必ず未来は開けます。
この試練を乗り越え、より強く、より豊かな人生を歩むことができると信じてください。

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参考:全国自治体の養育費支援神奈川県の養育費支援

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